お話しましょう時透君 ページ4
「あっ……あ、わ、私……ですか」
「……そうだけど」
すごくぎくしゃくした会話がスタートした。
彼女は僕と目を合わせようとしない。
「初めまして……え、っと」
「……僕は無一郎……兄さんが有一郎で、」
「あ、あぁ……あの、私……は、Aです…宜しくお願いします」
Aと話しているとどきどきが止まらない……初対面なのに。嘘、一目惚れ?
何を話していいのか分からなくて、暫く無言の時間が流れた。
「あの……と、時透君?時透君、キメツ学園の人ですか」
名前を教えたのに名字呼びとは。まぁいいか、きっとそういうのは苦手なんだ……知らないけど。問いかけに頷くと、その瞳が少し輝いて、僕を見た。
「ほ、ほんとですか……!あの、私もなんです」
「…制服見ればわかる」
「あ、そっか…」
つい、つんつんした態度をとってしまうのは何故だろうか……照れ隠し?自分で自分がわからない。もどかしい。
とりあえず、何だか仲良くなりたい気分だ。気分。
「……二年生?」
「は、はい」
「じゃあ同い年か……ねぇ、あのさ……Aが嫌じゃなかったらでいいけど」
うぐ、言葉が出てこない。今日の俺はなんか可笑しい。
必死に言葉を選ぶ。Aはきょとんとした顔で僕を見つめた。
「……あー」
「と、時透君?」
「い、一緒に学校……行かない?」
「……」
かぁっと頬が熱くなるのを感じた。慌てて顔をそらす。嫌ならいいんだけど、と何故か二回言ってしまった。
Aはおろおろと視線をさまよわせると、うつむいて
「……よろしくお願いします……」
と、小さな震えた声で言った。
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鈴歌-Rikkai-(プロフ) - 結衣さん» むいくんと登下校したい……シタイ…((いつも具体的な感想ありがとうございます…!とても励みになっています!! (2019年12月14日 23時) (レス) id: 8ba55bc0a6 (このIDを非表示/違反報告)
結衣(プロフ) - いやぁ〜私も『一緒に学校行かない?』って言われてみたいです!!これからも更新頑張ってください!! (2019年12月14日 23時) (レス) id: 3b6ed38452 (このIDを非表示/違反報告)
鈴歌-Rikkai-(プロフ) - かまぼこさん» いえいえ、見てくれただけで嬉しいです〜!あおはるしたいですね……((頑張ります!! (2019年12月14日 8時) (レス) id: 8ba55bc0a6 (このIDを非表示/違反報告)
かまぼこ(プロフ) - 見るの遅れちゃってごめんなさい…!新作おめでとうございます!無一郎とあおはるしてぇ…((更新頑張って下さい〜! (2019年12月13日 23時) (レス) id: 4716ad5a07 (このIDを非表示/違反報告)
鈴歌-Rikkai-(プロフ) - もちさん» 優しい言葉ありがとうございますー!!頑張ります! (2019年12月12日 18時) (レス) id: 8ba55bc0a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鈴歌-Rikkai- | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/suzuka-Rikkai-/
作成日時:2019年12月11日 18時