霞柱とナンパ ページ26
ちょっと正月から外れますが
午後にはちゃんと正月っぽいの書きます多分
「おっ、女の子二人発見」
後ろから聞こえた不穏な声に、無一郎は特に何もせず、私はちょっとだけ固まってまた歩き出した。
二人ってことは違う。女の子私一人だけだもん。
「ねぇねぇそこの二人組」
なんかもったりした声が聞こえた。可哀想、助けてあげたい。
「むい___」
「ねぇってばぁ」
無一郎に、助けてあげようと提案しかけたところで、肩に手が置かれる。
「!?」
「おっ、顔も整ってんじゃん」
「当たりだな」
ひぇっ気持ち悪い。あっ言っちゃった…でも気持ち悪い。なんか…ギトギトしてる。
なんだか怖くなって無一郎の手を握った。握り返してくれて安心。
無一郎はぼーっと男たちの顔を見上げている。
「今時間あるよね?」
「俺らと遊ぼ?」
「……誰?」
本気で分かってないぞ無一郎。
…それにしても可笑しくないか?女の子二人って…あぁ!
こいつら無一郎を女の子だと思ってる!
「ねぇ名前何て言うの?可愛い二人組ちゃん」
「……可愛い?」
あ、あ。無一郎怒った。軽く睨んでる。男たちは怯んだ。
「俺女じゃないんだけど」
「……あーそぉ。じゃあ話は早ぇ、その女こっちに渡せ。お前みたいなガキ、俺は何人も倒してきたからな」
すぐにたち直した男が無一郎を脅す。
そして男が私の肩に触れた。
びきっと無一郎が青筋を立てる。
うわ、うわ、うわ!ぞわぞわした。思わず全力で手を叩き落とす。男はウゴッとうめいた。
「どっどうした!」
「いってぇ…」
「あっやだごめんなさい…つい…」
鬼殺隊と一般人。力の差は大きい。
そして、次に響いたのはもう一人の「がっ」という声。
「…この子に汚い手で触んないでよ」
鳩尾に手刀を打ち込んだらしい。
「……早くどっか行けよ」
「ひっ…ひいぃ」
男が男を引っ張っていく……あ、なんか面白い…
「……大丈夫?肩痛くない?」
そして、別人のように優しくなった無一郎が私の肩を撫でた。
「ん、うん。ありがとう」
「…………一人の時は気を付けてね」
…すぐ無一郎が飛んでくるから、気を付けようがない。
_____
むいくんが切れた理由は
Aちゃんを“渡せ”と言ったことで
Aちゃんを道具として扱ってるみたいな感じがして嫌だったから
……だと嬉しい……(((
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ももんが(プロフ) - 了解致しました〜! (2020年4月28日 20時) (レス) id: 5f1c65421c (このIDを非表示/違反報告)
鈴歌-Rikkai-(プロフ) - ももんがさん» ありがとうございます。楽しみにしてくれてほんとにありがとうございました。少しでも貴方の力になれたのならとても嬉しいです。完結編もちまちま書いているのでどうか気長にお待ち下さい。 (2020年4月28日 19時) (レス) id: 8a5fb2d45a (このIDを非表示/違反報告)
鈴歌-Rikkai-(プロフ) - 儺鵺さん» ありがとうございます。完結編は必ず書き上げますので気長に待って頂けると幸いです。申し訳ありませんがリクはもう受け付けません。せっかく下さったのに申し訳ありません… (2020年4月28日 19時) (レス) id: 8a5fb2d45a (このIDを非表示/違反報告)
ももんが(プロフ) - 過激なファンの行動が目に付いてしまうのは私も同じです。鈴歌さんとまた出会える事を楽しみにしています。更新、最後まで頑張ってください!長々とすみません! (2020年4月24日 19時) (レス) id: 5f1c65421c (このIDを非表示/違反報告)
ももんが(プロフ) - 鈴歌さんが辞めると決めた事なら、反対する権利なんて、私にはありませんから...。この作品が生き甲斐でした!本当に素晴らしい作品をありがとうございました!完結させてしまうのは寂しいですが、とても面白かったです! (2020年4月24日 19時) (レス) id: 5f1c65421c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鈴歌-Rikkai- | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/suzuka-Rikkai-/
作成日時:2019年11月29日 18時