か す み ば し ら。参

霞柱お怒り ページ15

どの時代にも、変な奴らはいるものだ。Aは泣きながら思った。

*

粗暴な人。鬼殺隊の粗暴な平隊員に呼び出された。しかも暗い部屋の一室。怖いー！まぁ柱だから大丈夫…大丈夫…な、はず。

後にその判断を後悔することになるが。

「それで、何かな。お話って」
「雪柱様。好きです」
「ごめん」

即答してしまったっ！！傷ついてないかな……いろいろ、ごめん。

「無一郎……霞柱、その人以外好きになれないからさ、ごめんね？」
「……俺は…俺は…誰よりも雪柱様のことを見てきたっ！！」
「……」

無一郎が一番見てると思います。
こうなった人はわりとしつこい。どう断れば傷つけないだろう……。

思考を巡らせていると、腕を掴まれた。い、痛い。無一郎はもっと優しく握るぞ！！

「っきゃ、」
「ああぁ……雪柱様、雪柱様！！」
「痛い！痛いから離して！！」

怒って腕をぶんまわす。……うげげ、力が強い！男ってこんな力強いの！？柱なのに！私柱なのに！！

男の方が純粋な筋力は上ってか！？

頭の中がぐしゃぐしゃになる。どうにかこうにか抜け出したい！！でも怖い！動かない、体が思った通りに！！

「一度だけ、一度、俺を好きになって下さい、雪柱様」
「だから、」


＿＿＿＿＿
自分で書いてて言うなって話ですが
粗暴な人、柱より力強いってどんな人なんですかね
……野暮なこと言うなって？ごめんなさい()

続→←めりーくりすます、大正ver.

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