めりーくりすます、大正ver. ページ14
部屋でぼーっとしてたら、くいくいと羽織を引かれた。
「ん、?」
見れば、ぬいぐるみを抱いた無一郎がいた。
「……くりすますだから」
「むぐ、」
そこそこ大きい犬のぬいぐるみを顔に押し付けられた。同時に、胸がきゅん!と鳴った。
無一郎が可愛いのもあるし、ぷれぜんとをくれたのも嬉しい……!
顔に押し付けられたぬいぐるみを抱く。もふもふ……!!
「ありがとう…!」
ぎゅうっと強く抱いて。
無一郎はふにゃっと笑った。
「Aが好きそうだなって思ったから……喜んでくれてよかった」
ほわほわしていると……そんな場合じゃない!と急速に思い出した。
「待ってて無一郎!私もあるから、」
ぬいぐるみを抱いたまま、箪笥のひきだしの中を探して……あった!ちょっと前に買ったもの。無一郎へのくりすますぷれぜんと…!
箱と、包みを無一郎に差し出す。
「はい、」
「ん、ありがとう」
開けていい?と首をかしげられ、こくこくと頷く。
二つとも開けると、無一郎は目を輝かせた。
「櫛と、手袋。無一郎髪長いし、綺麗だから…あと、冬はいつも手真っ赤で帰ってくるもん」
……贈り物をするのは慣れてない。少し照れ臭くてぬいぐるみに顔を埋める。
無一郎はくすくす笑って、私の頭を撫でた。
「ありがと。嬉しい」
ほわほわした……。
_____
12/25めりーくりすます
裏話をすると
むいくんが買ってきたぬいぐるみは大きかったので、持ち帰る時に「なんだあの美少年、随分と可愛いものもってるな」とか思われてますが
むいくんは特に気にせず帰り、クリスマスまで隠しておきました。
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ももんが(プロフ) - 了解致しました〜! (2020年4月28日 20時) (レス) id: 5f1c65421c (このIDを非表示/違反報告)
鈴歌-Rikkai-(プロフ) - ももんがさん» ありがとうございます。楽しみにしてくれてほんとにありがとうございました。少しでも貴方の力になれたのならとても嬉しいです。完結編もちまちま書いているのでどうか気長にお待ち下さい。 (2020年4月28日 19時) (レス) id: 8a5fb2d45a (このIDを非表示/違反報告)
鈴歌-Rikkai-(プロフ) - 儺鵺さん» ありがとうございます。完結編は必ず書き上げますので気長に待って頂けると幸いです。申し訳ありませんがリクはもう受け付けません。せっかく下さったのに申し訳ありません… (2020年4月28日 19時) (レス) id: 8a5fb2d45a (このIDを非表示/違反報告)
ももんが(プロフ) - 過激なファンの行動が目に付いてしまうのは私も同じです。鈴歌さんとまた出会える事を楽しみにしています。更新、最後まで頑張ってください!長々とすみません! (2020年4月24日 19時) (レス) id: 5f1c65421c (このIDを非表示/違反報告)
ももんが(プロフ) - 鈴歌さんが辞めると決めた事なら、反対する権利なんて、私にはありませんから...。この作品が生き甲斐でした!本当に素晴らしい作品をありがとうございました!完結させてしまうのは寂しいですが、とても面白かったです! (2020年4月24日 19時) (レス) id: 5f1c65421c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鈴歌-Rikkai- | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/suzuka-Rikkai-/
作成日時:2019年11月29日 18時