お仕置き ページ18
ぬくもりを感じて私は目を開けた。
目の前には暖炉に火がついていた。
首周りに誰かの手がある。
私はゆっくりと後ろを振り向いた。
そこには、花沢さんの顔があった。
A「………!」
顔が近く私の顔は熱を増していった。
花沢さんは私の後ろから手を回して寝ていた。
私は抱きしめられている状態だ。
腕の中にすっぽりと収まっている。
A(ど、ど、どうしよう!起こすわけにもいかないし……)
花沢さんにまで心臓の音が聞こえそうなくらいドキドキしている。
類「んっ………」
そんなことを考えていると花沢さんの目がゆっくりと開いていった。
私は咄嗟に前を向き狸寝入りをした。
A(何してるの自分……!なんで狸寝入りなんて…!)
類「ん〜、眠い」
耳元で話す花沢さんの声がくすぐったい。
類「まだ起きないか。もうちょっとこのまま」
そういうと花沢さんは抱きしめる力を強くした。
類「はぁ。無事でよかった。まだ起きてないけどね」
花沢さんはそう呟いた。私は完璧に起きるタイミングをのがした。
類「ねぇ、なんで俺に言わなかったの?」
そういうと花沢さんは耳に唇を近づけた。
類「言わなかったお仕置き」
……と。
類「ふーーー。」
私の耳に吐息が吹きかけられ思わず目を開けた。
A「ひゃっ!」
類「ふふっ。やっぱり起きてた。」
A「な、なんで分かったんですか」
類「瞼が動いてたから」
花沢さんはそう言って笑った
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あかさ - 面白すぎて泣ける← (2019年1月30日 1時) (レス) id: acb3522fba (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 花男大好きですこの小説最高です類君大好きです (2018年5月24日 20時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
藍華(プロフ) - えいとくの字が間違ってますよー (2018年5月5日 6時) (レス) id: 3efff88a0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めあ | 作成日時:2018年5月3日 20時