俺の義弟は名探偵だ。【名探偵コナン】

387 降谷零side ページ37

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ﾊﾟｧﾝと拳銃から発砲された弾は見事タイヤに当たり、不審車両を前進させていた足が1本破裂した。支えきれなくなった車は俺が撃ったタイヤに重心が傾きタイヤの足回りが地面に擦れる。


2.3秒で不審車両は、交差点の目の前で止まった。



｢止まらんで、こっちに突っ込んでくるかと思ったで｣

｢ほんま、止まって良かったなぁ…｣


安心したようにふぅ、とため息をつく高校生の2人。


まさか本当に発砲すると思っていなかったようで不審車両に乗っていた者はエアバッグで頭を庇われているものの気絶している








A!




不審車両のドアを開こうと近づくと、はっきりと鮮明に見えてくる。同乗者はたったの4人、全員男で体格がいい。そこに華奢な体をしているAが乗れるには狭い。じゃあ後ろのトランクか！？


後ろのトランクをこじ開けるとそこはもぬけの殻。






さっと、俺の顔が青くなったのが自分でもわかった。




きつと顔面蒼白だろう。









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俺は崩れ落ちた。




は、



はあは



ははは



まさか群馬の方にいたのか？







そんなはずはない、そんなはずはない




守るといいながら守れない…









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｢俺は！｣

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