今日:7 hit、昨日:8 hit、合計:52,807 hit
小｜中｜大
dark 7 ページ17
.
ほんまはちょっと期待してたんかもしれん。
莉乃ちゃんにあほちゃう？とでも言ってもらって、断ってもらった方が楽やったのかも、って。
そんな俺の淡い期待は弾けて消えた。
「…いいよ。」
「へ？」
「だから、恋人ごっこ。付き合ってあげる。」
まじか。
「ほな、明日から始めよ。あ、連絡先教えて。」
淡々と話す彼女は、やっぱり噂とは別人のようやった。
ただその容姿や仕草は美しくてみんなが虜になるだけのことはあるな、なんて柄にもなく思っている自分がおった。
そして、この日を境に俺たちは嘘だらけの恋人になった。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 344人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：平野 頼凛
| 作成日時：2019年4月30日 0時
