検索窓
今日:24 hit、昨日:2 hit、合計:40,001 hit

・彼女の印象…Ki ページ14





最悪な出会い方をした、お隣のみいちゃん。





タイプっちゃタイプで、あわよくば……とも思ったけど、隣人と拗れるとか面倒だし、当たり障りのないお隣さんな関係でと思ったのも束の間。





いきなり大声で夜の声がうるさいとか苦情を言われて、言葉を失ったわ。





俺をよそに隣にいた実乃里が言い返したり、別の女のパンツが飛び出したり、散々な目に遭ったよな。





それが原因で実乃里とは切れたけど、別にひとりのせふれと切れようが、あのパンツの持ち主であろう万智子や寧々もいるし、代わりなんていくらでもいるから痛くも痒くもなかった。






まあ、お隣さんのせいにしたのは悪かったと思ってたから、1週間後にばったり会った時には謝ったけどね。





そん時もまた、わーわー言い合いしてさ。





なんかこの子、すげぇ面白いじゃんって興味を持った。





その間、会うことはなかったけれど、隣同士だし気配は感じてて。





ベランダで煙草吸ったり洗濯物干してたりすると、なんか切ったり色々やってる音が聞こえてきてたから。





それが育ててる野菜の世話してる音だって気づいたのは、恵茉ちんに誘われてみいちゃんの部屋でピザを食った時。





あん時は、本当に申し訳なかったなと思ったわ。





だってベランダにでたら、トマトにナスにパセリに、よくわかんない葉っぱとか、めちゃめちゃ育ってるんだもん。





こういうのって、畑でやったりもっと年配の人がやるもんだと思ってたから、みいちゃんが隣であんな立派な野菜を作ってるとは思わなくてさ。






みいちゃんが育てたその野菜で作ったっていうピザもクラムチャウダーもめちゃめちゃ美味くて、度肝抜かれたわ。





俺なんて花もらったり植物買ってもすぐ死なせちゃうっていうのに、種から毎日、何ヶ月も世話して育ててるわけでしょ?




それを使って、美味しい物を、より美味しく作っててさ。




あぁ……

この子って丁寧な暮らしをしてんだなぁって惹きつけられるものがあった。

・揺さぶられる心…Ki→←・鳴り響く音



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (175 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
663人がお気に入り
設定タグ:Kis-My-Ft2 , 玉森裕太 , 北山宏光   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ミツ葉(にかみつば) | 作成日時:2022年5月20日 5時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。