検索窓
今日:12 hit、昨日:10 hit、合計:16,799 hit

76話 ページ30

「皆さんようこそ、アンの部屋へ」

その中で待ち受けていたのは、先程の赤毛の少女だった

まだこれだけなら私は何も困りはしなかった…
私が嫌なのは先程から痛いほど刺さるあのロリコンの視線だ
今の彼は冴えない中年町医者…あの人があの裏社会のトップだとは誰も思うまい

そんなことを考えてるうちに赤毛の少女は周囲の者に語りかけていた

「あら嫌だわ、こんなに沢山の方たちに見つめられて。
あたし初対面の方とお話するの苦手なの」

「でもダメね…ちゃんと説明しないと。皆さんお困りだわ
だっていきなりこんな見知らぬ場所に突然連れてこられたんですもの」

私はその様子を黙って見ていた

「あたしだったら心臓が飛び跳ねてしまうことでしょう____」

その時だった

「ナオミはどこだ」

谷崎が赤毛の少女に言い放った

『谷崎、とりあえず落ち着け…』

「でも!」

「……あらごめんなさい。それが最初よね?探偵社の皆さんはあちらよ」

そう言いながら少女はある扉を指さした

扉に着いている窓から中の様子を見るとナオミ、賢治を始めとした数人が囚われていた

「賢治君、ナオミ!」

中に二人がいることを確認した谷崎は扉を開けようとした…しかし扉には鍵がかかっているようで開くことは無かった

「くそっ!ナオミ!」

「鍵無しでは開かないわ。開くのはアッチ」

「!?」

そう言い少女が指さしたのは賢治達が囚われていた扉の反対の玄関扉だった

その玄関扉にも窓がついていた。敦がその扉に近づき外の様子を確認した。

私は扉に近づきはしないものの、最初の位置から窓の外を見たが…外の時間が止まっていたのだ

なるほどね…これは強力な異能だ


「あたしの名前はルーシー。ここはあたしの異能力で作った空間なの

でも安心なさって。何時でもその白いドアから出られるわ…」

そうも簡単に脱出方法を言うものか?これにはなにか種がありそうだな

「お仲間を取り戻したくなければ、ですけど」

彼女はどこか自信ありげな様子だ…まさか彼女の異能は

「この部屋のアンと遊んでいただきたいの…いらっしゃいアン」

少女…ルーシーがそういうと現れたのは、禍々しい雰囲気を持つ少女人形だった

『…やはりか』

その"アン"というのがこの部屋の番人のような存在なのだろう

この人形を見た一般人は一目散に玄関扉に走り、外に出て行った

番外編〜バレンタイン〜→←作者から〜お知らせ?〜



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (37 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
128人がお気に入り
設定タグ:文スト , アニメ沿い
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

にゃっきー(現実逃避中)o(* ̄▽ ̄*)o(プロフ) - すみません遅れました!全然おっけーですよ!更新頑張ってください!応援してます!!好きです!!(突然の告白)(´▽`ʃ♡ƪ) テンションヤバクテスミマセン← (2023年2月10日 21時) (レス) @page29 id: dc9ed14aa0 (このIDを非表示/違反報告)
Megumi(プロフ) - シンアさん» やっぱり渡すものの意味考えながらあげるのいいですね…しかもそのセリフ( *´艸`)グフフ…失礼しましたぁ。でもそのセリフめっちゃ言われてみたいです!ネタ提供ありがとうございます (2023年2月6日 8時) (レス) id: 2b7b46d822 (このIDを非表示/違反報告)
シンア(プロフ) - バレンタイン!!!太宰さんと中也の二人で、渡す物の意味にこっそりとメッセージを込めたり、「”それ”、くれるんだったら食べさせてくれよ」とか言われたいですっっっっ (2023年2月6日 0時) (レス) @page28 id: c430354ee1 (このIDを非表示/違反報告)
Megumi(プロフ) - 迷伯星紅さん» やっぱり意味的に面白いのあげたいですよね〜もし太宰さんにマシュマロあげたら多分泣きますねwガチで死にに行きそうw少し考えてみますね (2023年2月4日 20時) (レス) id: 2b7b46d822 (このIDを非表示/違反報告)
迷伯星紅(プロフ) - バレンタインネタ、そうですねぇ、、、、あ、やばい、なんも思い浮かばない、どうしよう、取り敢えず、太宰さんにはマシュマロでもあげといて下さい。あ!ちなみにバレンタインであげるお菓子には一つ一つ意味があるそうです!(マシュマロは嫌い) (2023年2月4日 18時) (レス) id: 48d461098b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Megumi | 作成日時:2022年11月22日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。