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41話 ページ10

私は公園のベンチに座りながらもうすぐ闇に呑み込まれようとしているヨコハマの町を眺めていた










ただ右手には毒入りの小瓶を握りしめて

『これまで色々あったな…』


あの日、もしあの人に会わなかったのなら私は一体何をしていたのだろう…それともここにはいなかった?

あの人の合理主義な考えはどうにも好きになれない…
最適解のためには部下の命すらなんとも思わないなんてね…

でも拾ってくれた事には感謝しないと…
そうじゃないとこんなにも多くの人に出会うことは無かった

マフィアのみんなに探偵社のみんな…たくさんの人に出会えた。

たくさんの人を殺めてしまったから、きっと地獄に行くだろうな…
それに関係の無い能力者も大勢傷付けた

昔ならこんなこと気にしなかったのにな
織田作との4年間で変わってしまったようだね



そういえば織田作にサヨナラを言ってなかった…

許してくれるかな?

それに太宰を残して逝ってしまうのも少し心残りだが仕方ない

最後の悪足掻きとしてLupinにメモを残したけど…
きっと彼はここに来ないだろう…そもそもここを覚えていないかもしれない

今頃どこかの川でも流れているのではないだろうか



『…最後にこの景色を見れてよかったな』


もし神様がいるのなら…こんな願いしても無駄か

そろそろ時間だ


この毒は猛毒で苦しみながら死ぬこととなる…

幸いなことに既に子供たちは家路えと付き、公園には私ただ1人が残っていた

どんだけ呻き声をあげても迷惑にはならない…はず



私の人生もここで終わりか…

いろいろあったけど楽しかったな




私は小瓶の蓋を開け口元に近づけた







____サヨナラ世界



















パシッ

『っ!』

「ハァハア…間に合った」

『…太宰』

私の腕を掴んだのは息を切らした太宰だった


_______
続編お気に入り登録63人!ありがとうございます!
良ければ星もできるだけ右側のを押してもらえると嬉しいな…ついでにコメントも
こんな駄作者ですがこれからも更新頑張るのでどうか見捨てずに…
よろしくお願いしますm(_ _)m

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ふぁぁんでぇす - とてもにちゃにちゃしながら読んでます。これからも頑張ってくだせぇ‼楽しみに待ってますすす‼ (10月17日 23時) (レス) id: 138a5f5117 (このIDを非表示/違反報告)
Megumi(プロフ) - エレンNo2さん» ありがとうございます!そう言って貰えて嬉しいです(*^^*)これからもよろしくお願いします (2023年1月9日 21時) (レス) id: 2b7b46d822 (このIDを非表示/違反報告)
エレンNo2 - 僕、文スト大好きなんですけど、めちゃくちゃおもしろいですね! (2023年1月9日 15時) (レス) id: ef9ab59deb (このIDを非表示/違反報告)
Megumi(プロフ) - ユリさん» ネタ提供ありがとうございました!これからも頑張るのでよろしくお願いします (2022年11月6日 15時) (レス) id: 2b7b46d822 (このIDを非表示/違反報告)
ユリ - 鏡花ちゃんbirthdayも面白かったです!!私の案、取り入れてくださってありがとうございます。また楽しみにしてますね*( ᵕ̤ᴗᵕ̤ )*改めて、鏡花ちゃん、Happy Birthday!(一日ずれちゃったけど!) (2022年11月5日 22時) (レス) @page44 id: 8486d49576 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Megumi | 作成日時:2022年7月2日 18時

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