久しぶりに帰ったヨコハマは変わってなかった２【文スト】

57話 ページ32

あれから数日がたった

なんとか探偵社の名誉も回復されていった

そして今日。全てが終わる…
私は今回の蒼の使徒事件の犯人になんとか辿り着いた

まぁ太宰もたどり着いたみたいだから私は関わらないことにした…
そもそも今回の事件は私の担当外だし…
でも

『…どう終結するか気になるな』

そう考え、私はとある場所へ向かった



私が到着した頃にはもう役者は揃っていた
いたのは太宰と国木田、六蔵少年…




そして今回の事件の黒幕である佐々城信子

佐々城は銃を国木田たちに向けていた

私は物陰からことの終焉を見届けることにした
まぁ予想はついてるが












結局田口六蔵も佐々城信子も死ぬという形でこの事件は終結した

『やっぱりこうなったか』

そう言いながら出ていった

｢っ!?お前いつから｣

『国木田、今回のことはこれが最適だったんだよ…』

｢そうだよ国木田君。誰も悪くない。これしか有り得なかったんだ｣

激情した国木田は太宰の胸倉をつかみ叫んだ

｢お前なら！お前たちなら救えたはずだ！これが正しい結果だと言うのか！｣

『国木田。正しさとは武器だ。傷つけることは出来ても守ることは出来ない。私だってそういう経験はある』

｢佐々城さんを殺したのは、結局蒼き王の…いや、君の正しさだよ｣

『君が理想を追い求め続ける限り、君に蒼き王の炎が芽生える』

｢そして








周囲を焼き尽くす｣

｢それでも！それでも俺は…




進んで突き抜けてやる！｣

心配は要らなかったかな



｢俺の理想を舐めるなよ！｣



こうして蒼の使徒事件は終幕した

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