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ネコが二匹 ページ4

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『.............っ...うっ...ヒクッ...ぅ...』

坂「え、どうしたんA?!」

「大丈夫か!?」そう言いながらパッと腕を離し、心配した表情で私の顔を覗き込んだ。

男は、本当に女の涙には弱いようだ。

だって見てよ。私が涙を一滴二滴流したくらいでこんなに男があたふたしてる。

先刻まで私に向けられてた鋭い視線は坂田に変わってるし。

ふふ、面白いなぁ。

でも、面白いのはこれから。

坂「強く抱き締め過ぎたんかなぁ。えぇ、A大丈夫?」

『私は...っ...平気』

坂「そ、それならええんやけど。あ、えと、お、俺が出来ることって何かあるか?今なら何でも聞くで!」



...引っ掛かった。

『い..いの...?』

坂「ええよええよ!」

『じゃ...じゃあ、』


“私に、関わらないでくれる?”

より坂田が悪いと決めつける為、俯きながらそんな言葉を言ったからか、坂田の反応は分からない。



坂「...ん....なの....い.....や」

『....え?』

何かを呟いた坂田に、私は聞き返した。



坂「っ!そんなの絶対嫌や!!何でも言うたけどそれだけは絶対に嫌や!!」

なっ.......どんだけコイツはワガママなんだ。流石の私でもそろそろぶちギレそうだ。

『じゃ、じゃあ、何が良いのよ』

先刻のワガママ発言を聞いてか涙はもう引いていて、声も呆れていた。

坂「何が...?...ん〜、何がええんやろ〜...」

あ、しまった。コイツが悩み出したらキリがないの忘れてた。



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雲宮 - アリスさん» ありがとうございます!更新ノロノロですが頑張ります!! (2018年12月15日 22時) (レス) id: f4b6db15f3 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - え、なにこれめっちゃ面白い、、更新頑張ってください応援してます!あぁ好き(急な告白) (2018年12月15日 18時) (レス) id: 1cdc7ebe20 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雲宮 | 作成日時:2018年12月15日 18時

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