あいつに彼氏が出来た？全 員 集 合 。【呪術廻戦／逆ハー】

お前ら、全員集合。04 ページ4

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「おい、A。このお前が尊敬してやまない真希先輩に彼氏のこと何で話さなかった？」


『真希先輩‥‥お顔が完全にヤのつく奴らです‥‥』







何 で 先 輩 に 壁 ド ン さ れ て る の？


事の発端は丁度私が真希先輩の近くを通りかかったことだった。『真希先輩ー、』と手を振れば、途端に先輩は般若の顔をして私に接近してきたわけで。

後退りしようとしたのがもう遅かった。真希先輩に捕まってた。









「真希ー、Aちゃん怖がってんぞ」


「こちとら誘惑してんだから黙れよ、パンダ」


「セクシーなムードは何処にあるの？」






なんか分かんないけどパンダ先輩に、狗巻先輩もいた。目線で助けを求めるものの、首振られた。見捨てられたわこれ。


信じらんないくらい距離の近い真希先輩と、ぎぎぎぎと目線を合わせてみる。あれどうしよ、真希先輩の顔の綺麗さに心が‥‥‥。







『だって真希先輩、彼氏居ないじゃないですか‥‥そんな人に自慢出来るわけ‥‥』


「あ？私、パンダと付き合ってるけど」


「苦しすぎる言い訳」


「しゃけ」







すると真希先輩は、チッと舌打ちをして私から離れた。良かった、危うく先輩に心を奪われそうに‥‥。

「同性じゃ誘惑出来ねーか」‥‥‥なんて？







「‥‥そうだ棘なら異性だしいける！ほら、行け棘！」


「えっ、ちょっ俺も」


「パンダは論外」


「こ、こんぶ！？」







えっ私何かしました？？

唖然としている私を前に、狗巻先輩はやがて覚悟を決めたのか私の前に立った。どん、と下ろされる腕。


これって小学校の「お前こいつに壁ドンしてみろよ〜うわキッモ〜」とかいうノリ？？何ここ小学生しか居ないの？？


これでもかというくらい至近距離が近くなったその時、先輩は私が真っ赤になっているのに気が付くとクスッと笑った。


やがて、先輩が耳元で囁く。
それは決して呪力なんてものが乗るはずもない、ただの二文字。








「 好 き 」








彼氏居るって宣言した翌日にこんなに口説かれてて良いのかな。と停止しつつある頭で思った。

てかこれ私からかわれてます？

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