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お前ら、全員集合。03 ページ3






「Aちゃーん。彼氏とは上手くやってる?」


『五条先生!え、え‥‥!?』







五条先生と高専でばったり会って開口一番、いつものにこにこと笑顔を浮かべた彼にそう言われて私は思わず顔を赤くした。


まさか、いきなりその事を掘り返されるなんて思ってもみなかったというか。てかそんなこと教師に言えますか普通。








『お‥‥おかげさまで。デートの約束はしました』


「ふぅん‥‥‥」







‥‥??どうしたんだろ先生。

なんだか突然不機嫌そうな声になって、私は首を捻った。あ、もしかして五条先生私が羨ましいのかな。彼女居ないっぽいし。








『すみません五条先生、お先に失礼します!』


「別にリア充が羨ましいんじゃないからね?」








‥‥???じゃあ、何でそんな顔なんだ。

私が五条先生の思考を掴めずにいると、彼は急にため息をついて「それじゃあさ」と悪戯っぽく笑った。








「キスした?」


『なっ‥‥‥ま、まだ‥‥ですけどもう聞かないで下さいっ!!』


「‥‥え、そうなの?ふーん、あの田中って手が早いわけじゃないのか。ふーん」








なんかめっちゃ田中さんのこと呼び捨てだけど、五条先生て田中さんと仲が良いのかな。

あ、ちょっと先生機嫌良くなった。








「じゃ、こういうことはまだ彼氏とはしてないわけだ」








はい?と声が出たその刹那、五条先生の手が急に私の顎へと伸びてぽかんとなった。そのままくいっと上へ持ち上げられる。

ツー‥‥と先生の細い指が私の頬を優しく撫でる。びっくりして顔が火照った。背筋がぞぞぞっとした。







『わ、私がリア充になったのが羨ましいからって見苦しいですよ五条先生‥‥!!』


「一旦その勘違いから離れようか」








待って本当に待って。何が起きてるのまじで。







「‥‥あはは。顔真っ赤」


『意味分かんないです何なんですかこれ』


「こんなんで照れてるようじゃ、彼氏との本番はどうなっちゃうのかなー?‥‥それとも」







嫌な予感がして私はジリ、と後退りをした。五条先生は途端に急に目隠しを取って、その透き通るような青い瞳で私を一瞥する。


そのどこか熱っぽい視線、そして神がかかった顔面偏差値カンストしてる顔。

‥‥平等なんて言葉を作ったのはどこのクソ野郎ですか??








「___彼氏より、僕の方がドキドキしちゃうんじゃない?」









もしかしたらそうかも。と言いそうになった。

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チョコ - デンジャラスステーキ食べてみたいかも、、、! (11月30日 16時) (レス) @page37 id: 98d136c84d (このIDを非表示/違反報告)
琥珀 - デンジャラスステーキ 作者さんおにぎり語かんがえるのうまいですよね? (10月19日 20時) (レス) @page37 id: 1f0aa0eace (このIDを非表示/違反報告)
生粋のまよらー(プロフ) - 更新待ってます…!!!まじでこの作品大好きです!!! (2022年12月18日 11時) (レス) @page37 id: 5775e80e82 (このIDを非表示/違反報告)
アワアワ - 棘の「デンジャラスステーキ」の所で吹き出しましたw最高に面白かったです!!更新頑張ってください! (2022年9月17日 9時) (レス) @page37 id: 2db5ff9399 (このIDを非表示/違反報告)
Kさん - 更新頑張ってください!!楽しみにしています! (2022年8月21日 21時) (レス) id: f72f202f06 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ほしふる。 | 作成日時:2021年4月17日 18時

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