あいつに彼氏が出来た？全 員 集 合 。【呪術廻戦／逆ハー】

お前ら、全員集合。30 ページ30

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「わーかーれろ、わーかーれろ」

「わっかーれろー」

「こ・ん・ぶ！こ・ん・ぶ！」


『こ‥‥こんなの悪夢だあああああ』






先輩らに囲まれ、田中さんと別れろコールが鳴り響くのに必死に耐えている私。こ‥‥‥こう来たか‥‥‥！！

確かにこれは頭がおかしくなって田中さんと別れてしまいそうだ‥‥‥！！耐えるけど！！






「おいAいい加減豚と別れろよーーー」

『だ‥‥駄目なんです田中さんの魅力から離れられないんです‥‥！！』

「あ？うちのパンダの方がよっぽど魅力あるわ！」

「よっぽど‥‥‥？？それって田中よりマシ的なニュアンス？？」







「デミグラスハンバーグ！！」ともはやおにぎりではない単語を叫んだ狗巻先輩に、肩をぐわんぐわん揺さぶられている。恐らく「目を覚ませA！！」みたいに言われてる。







「親子丼！！」

「棘が”俺の方が魅力ある！！”って言ってる」

『狗巻先輩に魅力があるのは十分分かってるんですけど‥‥‥‥』

「じゃあ別れろよ」

『それとこれでは別でして‥‥‥‥』







ヤバい、先輩方の圧に襲われて語尾が情けなくなってくる。

すると大きく息を吐いた真希先輩が、あろうことか私の顎に手を伸ばしクイッと持ち上げ‥‥‥‥‥えっ？？？？






「私じゃ不満か？(特大イケヴォ)」

「おー真希すげぇ！なんかドロッドロの夜ドラ展開になってる！」

「ツナマヨ！！」

『まっ真希先輩‥‥‥？？』






お美しい顔が‥‥‥こんなに近くに‥‥‥‥！！！！

ふわぁ‥‥至福‥‥と思わず我を忘れて真希先輩の整った顔に目を奪われてしまう。いや顔面強すぎでしょ美しい。こりゃああの京都弁イケメンおにーさんも初恋を奪われてしまうわけだ‥‥！！！(違う)








「おいっこの調子で棘も行け」

「しゃけ！」

『えっちょっ待ッッッ』







途端に急接近する狗巻先輩の顔。制服の襟をクイッと下げ、先輩のセクシーすぎる口元があらわになる。狗巻先輩が至近距離で悪戯っぽく私を見た。

先輩、私が先輩の口元に弱いの知ってて‥‥！！セクシーすぎんだろ！！うわっやべ息出来ない顔近っっ






「たーかな♡」






あれから私がどうなったのかは取り敢えず記憶が無い。

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