お前ら、全員集合。29 ページ29
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『私は「あ、Aさーん!もうどこ行ってたんですか、探しましたよ〜!」‥‥あ、三輪ちゃん!!』
するとどこからともなく現れた青い髪の少女。
制服を見るなり、恐らくこちらも呪術高専の生徒だろう。三輪、と呼ばれた少女は直哉とAを交互に見て、小首を傾げた。
「?Aさん、そちらの方とはお知り合いですか?」
『ううん、たった今出会った人!』
「そうですか!」
こんにちは!と軽やかに頭を下げる三輪に、戸惑う直哉。
「てかほんとにどこ居たんですか〜!」
『ご、ごめんなさい‥‥なんか道迷っちゃって‥‥』
「ま、全然怒ってないんですけどね」
『良かった〜!』
完全に存在を忘れられている、と感じた直哉は「おい」と声を上げる。きょとん、とした様子で振り返った二人に怒りを通り越して虚無すら感じた。
『あ‥‥ごめんなさい禪院さん、私達任務なので失礼しますね!では!』
「‥‥あれ、禪院て‥‥」
『さ、三輪ちゃん行こ行こ〜』
「ちょ‥‥ッ」
待てや、と直哉の口から放たれた言葉は誰に拾われることもなく空中に消えた。あの女‥‥言うだけ好き勝手言って逃げてった‥‥‥。
‥‥しばらく呆然としていた直哉だったが、やがてふつふつと怒りが込み上げてきた。あんな屑を俺が好きやと?ふざけんなや。釣り合う訳無いやろこの俺と。
確か名前はA‥‥やったよな。東京校のA。良いやん探したろ。丁度良い暇つぶしにもなりそうやし。
Aをロックオンする者が、ここにも一人‥‥‥。
________
(あのぉ三輪ちゃん、そろそろ敬語取ってくれないかなぁ)
(もう半分癖みたいなものなんで)
(だって三輪ちゃん私より先輩じゃ‥‥先輩にタメ口というのもいかがなものかと‥‥)
(ダメ!!Aさんはタメ口にして下さい!!)
(えぇ‥‥‥)
(先輩命令、ですっ)
(可愛いからもう何でもいいや)
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掛け持ち。お暇な時にでも↓↓
就職先、本当に呪術師で良かったんですか?【呪術廻戦/逆ハー】
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チョコ - デンジャラスステーキ食べてみたいかも、、、! (11月30日 16時) (レス) @page37 id: 98d136c84d (このIDを非表示/違反報告)
琥珀 - デンジャラスステーキ 作者さんおにぎり語かんがえるのうまいですよね? (10月19日 20時) (レス) @page37 id: 1f0aa0eace (このIDを非表示/違反報告)
生粋のまよらー(プロフ) - 更新待ってます…!!!まじでこの作品大好きです!!! (2022年12月18日 11時) (レス) @page37 id: 5775e80e82 (このIDを非表示/違反報告)
アワアワ - 棘の「デンジャラスステーキ」の所で吹き出しましたw最高に面白かったです!!更新頑張ってください! (2022年9月17日 9時) (レス) @page37 id: 2db5ff9399 (このIDを非表示/違反報告)
Kさん - 更新頑張ってください!!楽しみにしています! (2022年8月21日 21時) (レス) id: f72f202f06 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ほしふる。 | 作成日時:2021年4月17日 18時