あいつに彼氏が出来た？全 員 集 合 。【呪術廻戦／逆ハー】

お前ら、全員集合。16 ページ16

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『私、今日の午後彼氏とデートだから』






任務も無いしね、
とふと教室で何気なく放った一言。


隣でおせんべい食べてた虎杖くんは無言でおせんべいの袋握り潰してて怖かったし、野薔薇ちゃんと伏黒くんはスマホ床に落としてた。

伏黒くんのスマホ、パリーンって音したよ今。









「‥‥マジで言ってたら俺Aのこと襲っちゃうけど良い？」


『白昼堂々クラスメートから物騒な言葉出たぞ』


「嫌ねぇ虎杖、嘘に決まってんでしょ嘘に。Aがんなことほざいてたら相手殺してたわー！」


『野薔薇ちゃん？』









妙に伏黒くん静かだなって向こうの伏黒くんの方向いたら、視線がばっちり合ってヒェッてなった。

どすどす、と足音踏み鳴らしてやって来る伏黒くん。うわやべ、って思った瞬間に肩を掴まれる。









「‥‥‥‥‥‥」


『‥‥‥っえ、ど、どうした？』


「‥‥‥俺とだってデートまだじゃねぇか。俺よりも田中のこと優先かよ、お前は」









同級生の男と彼氏の男、デートで優先すべきはどちらですか？って聞かれてるのかな私は？？

何だよそのクソみたいな質問。
答えは彼氏です。








『急な伏黒くんからのデレはめちゃくちゃ嬉しいけどごめんね私彼氏とデートしたい‥‥』




「‥‥‥俺が‥‥‥Aに負けただと‥‥？」


「うわっほーら見てみろよA！！伏黒のヤツお前のせいで落ち込んじゃったじゃん！！」


「そーよ伏黒の周り暗黒ムード漂ってるじゃない！ほらあいつ教室の隅に移動した！！」









えっこれもしかしなくても私のせいですか‥‥(震え)？？


うわっ本当だ伏黒くん教室の隅で丸まってる。なんなら玉犬も出して抱き締めてる。本格的に彼落ち込んじゃってませんかコレ！？










「玉犬‥‥‥お前はいつだって俺を分かってくれるよな‥‥‥」


「見ろよ伏黒玉犬になんか語りだしたぞ！！」


「なんか玉犬の方も伏黒哀れんでない？私の目の錯覚？？」









‥‥‥私のせいですか(二回目)？？

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