あいつに彼氏が出来た？全 員 集 合 。【呪術廻戦／逆ハー】

お前ら、全員集合。13 ページ13

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NOside





「‥‥‥でさ、今この高専で何が起こってるか知ってる？」


「‥‥‥さぁ」


「呪術界隈を騒がす愛しのAちゃんへの誘惑合戦」


「なんて？？」









自分の耳の調子がおかしいのか、はたまた五条がただの阿保なだけなのか。

「だって聞いてよ七海！！」と五条は机をバーン！！と凄い音で叩いた。









「Aの彼氏さぁ、豚みたいな顔してる地味地味なサラリーマンおっさんなんだよ？」


「‥‥‥え、そいつ成人済みなんですか」


「その男ぜっったいAの体目当てだと思うんだけど」


「‥‥‥高校生とおっさん‥‥‥」


「犯罪臭えぐいよね」









この際、“いやお前らもイケメンなだけで立派なおっさんやないか〜い！“なんていうツッコミは無しである。


七海は、夜にベッドでヨダレを垂らしたおっさん(仮)がAに迫ってくる想像をした。

寒気通り越して殺意すら湧いてきた。









「皆で作戦会議した結果さあ、総力を上げてAを彼氏から奪い返そうって話になったんだよね。そんで四六時中誘惑してるってわけ」


「呪術師がそれほどヒマだった覚えは無いのですが」


「んで、どーう？七海も誘惑合戦、一枚噛んでみない？」









‥‥‥成る程、それがこの男の目的だったのかと七海は理解した。

というか、誘惑ってなんだ？高校生相手にハニートラップ仕掛けろと？こちとらもうすぐアラサーだぞ？？


‥‥いや、自分の事情など置いてここはAさんを守るべく私も立ち上がるべきなのでは。

子供達やこの男にいつまでも任せて置くのではなく、ここは大人の私も協力するのが筋というものじゃないか？？









「‥‥‥‥分かりました」


「えっ、まじ！？」









ぱっと顔を輝かせる五条とは正反対に、七海は自身の眼鏡を押し上げていつもの表情で口を開く。









「ひとまず誘惑の仕方でググらせて下さい」


「オブザ真面目」

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