セクハラ防止法４０ ページ41
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＿＿＿封印されし呪物から目覚めた呪霊は、白崎に愛着が沸いていた。押し入れの中で、意識を覚醒させる前からずっと白崎を見てきた。
だから、許せないと思った。白崎がこの場所から居なくなってしまうこと。白崎が、五条悟とかいう男に悩まされ、苦しんでいることを。
白崎の負の感情を受け、呪霊は蘇った。
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「‥‥‥かワ$いソ？ウに」
自分は今、ボロボロアパートの屋根の上に乗っかっていた。遠い東京の景色まで見渡せる。
自分の手には、気を失った白崎がいる。
呪霊は白崎を愛していた。あのアパートの部屋に住んでいた歴代の住人で、あそこまであの部屋を綺麗に保って大事にしてくれていたのは白崎だけだった。
そんな理由が故に。呪霊は今やあのアパートの部屋一体になっていたのだ。
「あの呪霊が持ってんの、白崎さんだよな‥‥！？」
「あの野郎、何で白崎さんを‥‥」
先に到着していた虎杖悠仁や伏黒恵、釘崎野薔薇はアパートの屋根を見上げて唖然としていた。
どうしてあの呪霊、白崎さんを取り込まない？それどころか白崎さんを大切に守っているようにさえ見える。
「分かんないけど、とにかく助けな」
「あれが報告受けてた呪霊？」
「‥‥‥え、五条先生！？早っ！」
三人がその言葉に驚いて振り向けば、隣にあの五条悟が立っていてそれは肝を潰した。
彼は品定めするようにアパートの屋根を見上げると、不機嫌そうに「‥‥へぇ」と言葉を漏らす。
「呪霊が舐めた真似しちゃってさ」
五条悟はチッと舌打ちをした。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
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気配を感じ、大型の呪霊が振り向いた先には満面の笑みを浮かべる五条悟だった。親しげに「やぁ」と手を上げ、こちらへと歩み寄ってくる。
警戒して呪霊が殺気を剥き出しにしたその時、彼の笑顔はストンと落ちるように消えた。
「えー、君も白崎さんが好きなわけ？妬けちゃうなあもう、白崎さんてばモテモテなんだから。
＿＿＿僕のお姫様から退いてくれる？」
呪霊は、彼の凄まじい殺気に鳥肌が立った。この呪霊は頭が良い。だから、すぐに気が付いた。
「お‥‥‥おマえ、ごジょ$ゥうさとるぅぅ‥‥！？」
「お、ご名答。僕って有名人過ぎて困る」
＿＿五条悟。彼女を心の底から苦しめた男。
その瞬間、呪霊は彼に襲い掛かった。
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１ - ドキドキする展開でしたー👍 ありがとうございますー🤗 (10月29日 9時) (
レス) @page48 id: 053afa639a (このIDを非表示/違反報告)
ほしふる。(プロフ) - さーぴーなさーぴーさん» ありがとうございます‥‥ティッシュをどうぞ‥‥。就職先〜の方でもコメントして下さった方ですよね！？こちらも読んで下さったんですか、めちゃくちゃ嬉しいです〜！！神‥‥！？マジですか、ほんとですか。() (2022年1月7日 7時) (レス) id: c44e5c04c6 (このIDを非表示/違反報告)
さーぴーなさーぴー - この物語……私、読みながら泣いてしまいました（本当です）もう、あなたさまはなんなんですか、、神ですか、神ですね、、 (2022年1月6日 9時) (レス) @page48 id: ffe19b4490 (このIDを非表示/違反報告)
ほしふる。(プロフ) - ドルフィンさん» 随分前にコメント下さっていたのに気付かず本当にすみませんでした。そう言って頂けると書いた甲斐があります！！名前‥‥たしかにずっと名字呼びでしたよね、配慮が足りず本当に申し訳ないです。次の作品から検討しますね。 (2022年1月4日 13時) (レス) id: c44e5c04c6 (このIDを非表示/違反報告)
ドルフィン - とても面白かったんですが、名前で呼ばれないのが寂しかったです。 (2021年6月1日 14時) (レス) id: cdcab13517 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほしふる。
| 作成日時：2021年3月25日 18時
