セクハラ防止法１２ ページ13
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ぐだり、と校舎の外の石の階段に腰を下ろした。一回ため息をつけばもう一回ため息をつく。‥‥駄目だ、落ち着けない。
なんたってこの私、彼氏居ない歴=年齢の冴えない事務員が。あの最強と言われる彼にまた振り回されているのだから。
『‥‥‥正気の沙汰じゃないな』
すみません、何で私なんでしょうかと声を大にして言いたかった。だって私非呪術師の、それも事務員だし。“窓”ですらないし。
‥‥なんか、本当恐れ多すぎるんだよなあ。ただでさえ、同じ職場の呪術師の皆さんには場違い感を感じてるのに。
＿＿何の役にも立てない、ただの。
「‥‥おや、誰かと思ったら噂の白崎さんじゃないか。今日は天気がいいね」
『‥‥？＿＿っていいいい家入さん！？』
その直後頭上から声がかかってぽかんとすれば、ななななんと、あの家入さんが笑みを浮かべて目の前に立っていた。
彼女とはこれが会うのが初めてだ。私は慌てて立ち上がって思わず敬礼する。
『こ、こんにちは！！』
「はは、別にそんなに畏まらなくても。って、頭上げて頭」
『すすすみません‥‥！体が勝手に』
「‥‥白崎さんて、本当面白いな」
うっわぁぁぁ、いつ見ても凄い美人だ‥‥！！いつも仕事が多くてあまり顔を合わせたことは無いけども、大人っぽい人で私とは大違いだなあって。
けど、そんな家入さんが私に何の用だろう？
『あの‥‥‥私に、何かありました？』
「あぁ、そうそう。‥‥五条が、また何か白崎さんにちょっかいかけてるんだって？」
『え！‥‥あはは、まぁ』
「五条がそこまで興味示すなんて、私としても珍しいからさ。興味深いなって」
きょ、興味深い‥‥のか？家入さんの言ってることは良く分かんないけど、美人なんだから何言ってても絵になるなあ。
しっかし‥‥私は、この間まで家入さんと五条先生との仲を勘違いして一人で突っ走ってたわけで。
あれ、なんだか凄く罪悪感。
『‥‥珍しいんですか』
「そう。‥‥五条のこと、よろしく」
私はそれはそれは困った。五条先生のことを頼まれたとて、私に出来ることなんて無いのに。
それが例え、美人の頼みだったとしても。
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１ - ドキドキする展開でしたー👍 ありがとうございますー🤗 (10月29日 9時) (
レス) @page48 id: 053afa639a (このIDを非表示/違反報告)
ほしふる。(プロフ) - さーぴーなさーぴーさん» ありがとうございます‥‥ティッシュをどうぞ‥‥。就職先〜の方でもコメントして下さった方ですよね！？こちらも読んで下さったんですか、めちゃくちゃ嬉しいです〜！！神‥‥！？マジですか、ほんとですか。() (2022年1月7日 7時) (レス) id: c44e5c04c6 (このIDを非表示/違反報告)
さーぴーなさーぴー - この物語……私、読みながら泣いてしまいました（本当です）もう、あなたさまはなんなんですか、、神ですか、神ですね、、 (2022年1月6日 9時) (レス) @page48 id: ffe19b4490 (このIDを非表示/違反報告)
ほしふる。(プロフ) - ドルフィンさん» 随分前にコメント下さっていたのに気付かず本当にすみませんでした。そう言って頂けると書いた甲斐があります！！名前‥‥たしかにずっと名字呼びでしたよね、配慮が足りず本当に申し訳ないです。次の作品から検討しますね。 (2022年1月4日 13時) (レス) id: c44e5c04c6 (このIDを非表示/違反報告)
ドルフィン - とても面白かったんですが、名前で呼ばれないのが寂しかったです。 (2021年6月1日 14時) (レス) id: cdcab13517 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほしふる。
| 作成日時：2021年3月25日 18時
