誰かこの人に休みを与えて下さい。【呪術廻戦／逆ハー】

27. ちゃんとしなきゃなぁ。 ページ27

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「Aさん。あんた、前に疲れてて人の尻を揉みたいって言ってたって伊地知さんから聞いたけど」

「真希ちゃん？？そんなふしだらなこと伊地知が言ってたの‥‥？？いや、そ、ソンナコトイッテナイヨ」

「私の尻を揉め！」

「？？？」






真希ちゃん‥‥？と白森Aは目をひん剥いて仕事中だったのも忘れて彼女の顔をガン見した。え？何で？どういう段階を踏んでそんなことになったの真希ちゃん。早まるな。







「真希ちゃん。自分の体は大事にしないと‥‥そんな‥‥」

「Aさん、最近やけに疲れてるし、しんどそうじゃん。だから」

「だからってJKの尻を揉む程落ちぶれてないよ私！！！」







何なんだ。一体どういう了見なんだ真希ちゃん。あと私、別に見境なく人の尻揉みたいわけじゃないからね。そこ勘違いしないでね。気持ちは嬉しいけどね。







「Aさん。じゃあパンダに思いっきり抱き付け。ちょっとは癒されるぞ」

「Aさんカモン〜」

「パンダくん抱いて」

「言い方」






パンダが両腕を広げると、Aは何の疑問も持たずしてそのふわふわもふもふの体に飛び込んだ。うっっわ‥‥毛並みもふもふだ。これは確かに癒される。もうずっともふもふしてたい。仕事したくない。







「もふもふ‥‥」

「たらこ(意訳：Aさんがもふもふの虜になった)」

「やっぱもふもふって偉大だよな、うんうん」

「‥‥‥なんかパンダお前腹立つ私がAさんを癒すはずだったのに」

「その尻でか？」







実は彼ら二年ズ、一年ズの「Aさんの様子がおかしい、昨日何かあったのかもしれない」という報告を受けAを存分に疲れから解放すべく職員室に立ち寄っていた。

癒し要員としてはパンダが成功だったらしい。








「いくら、明太子(意訳：Aさん、これ俺から差し入れ)」

「えっっサンドイッチだ‥！やった、昼ごはん食べて無かったから助かる！ありがと狗巻くん！」

「良かったな棘」

「良かったじゃん」

「‥‥しゃけ」

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