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3/15 眉の日 ページ4
「うーん……」
三木ヱ門は眉を顰めた。
「ユリコぉ、お前はどうしたら良いと思う？」
頬をユリコに当て、ため息をつく。
ユリコは何処吹く風と言った様子で三木ヱ門を見つめている。
「明日の任務には、必ずユリコを連れて行きたいのに……」
三木ヱ門は悩ましげに眉を下げると、格納庫の中に置かれている他の石火矢を盗み見た。
「ユリコを連れて行きたいんだ。あそこは綺麗な花が咲いていると聞いているから……｣
花に囲まれたユリコを想像して、思わず微笑む。
「な？ ユリコも行きたくなっただろう？」
三木ヱ門は勢いよく立つと頷いて、また明日迎えに来るからな、と言って格納庫から出ていった。
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作成日時：2024年3月29日 0時
