【文スト】織田 作之助の妹は【太宰治】

参拾弐話 「友好ノ証」 ページ34

自己紹介が終わり、私は鏡花にお菓子を差し出した


鏡花は何故かと首を傾げお菓子を受け取る


「おや、よかったねぇ、鏡花ちゃん。これはAの友好の証なのだよ。定期的に貰えるよ」


因みにこれを貰えるのは極僅かだ、と太宰さんが付け足して云う


鏡花は嬉しそうに少し頬を赤く染めた


私はついつい鏡花に抱きつく


可愛いものは愛でなければ


最初は戸惑ってたけど時期に受け入れてくれた

中々嬉しいものだ


あ、ちゃんと中也にもお菓子あげたよ。いつ会えるかわからないから会えたときには必ずあげるようにするんだ

太宰さんにもあげてるしね


「ねぇ……」


鏡花が呼びかける


何？と返すと


「A姉って呼んでもいい…？」


控え目に云ってきた鏡花は物凄く可愛かった


勿論って返すと、表情はあまり変わらないものの、鏡花の髪の毛のあの触覚(って云っちゃ悪いけど)みたいなものがぶんぶんと左右に振られている


成程、鏡花の感情表現はこれかと思う


だがそれも可愛い


「君たち本当の姉妹みたいだね」


無表情な所とか、と云った太宰さんにちょっとイラッと来たが、本当の姉妹みたいと云われたことは正直嬉しい


「鏡花貰ってもいいですか」←


「駄目です」


駄目なのか…残念だ


「よろしく、A姉…」


「こちらこそ、鏡花」


太宰さんに拾って貰った時並に嬉しい出来事です



太宰さんに後日聞いたのだが、その時探偵社は何時も以上に和んでいたとかいなかったとか




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Aの友好の証配っているメンバー一覧

・探偵社主要メンバー皆さん

・中原中也

・織田作

地味に量が多いです。


因みに織田作には窓際に１日置いといた後、Aが美味しく頂いています。
無駄になんてしていません



あと乱歩さんお誕生日おめでとうございます

１日遅れてごめんなさい

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