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お客さんが食事を済ませて、次々帰られていく。
店内は、長尾くんだけになった。
早「あ、ねえねえAちゃん」
『なんですか？』
バッシングをしていたわたしに、早織さんが声をかける。
早「横浜駅の近くにできたタピオカ屋さん、行った？」
『まだなんです…行きたいんですけど、なかなか。』
早「Aちゃんタピオカ好きだから、絶対そう言うと思った！」
謙「え、そうなんですか！？」
それまで、静かにコーヒーを飲んでいた長尾くんが反応する。
驚いた早織さんとわたしは、長尾くんのほうに視線を移す。
謙「あ、すみません…つい。俺も好きなんで、タピオカ…」
恥ずかしそうに笑う彼。
早「そうなんだ！
わたしの知り合いが行ったらしいんだけど。タピオカの粒が大きくて、しかも相当モチモチらしいよ」
早織さんがそう言うと、目をキラキラさせている。
『でも、いつ見てもすっごい並んでますよね』
謙「そうなんすよねー、俺もなかなか時間なくて行けてないんですけど。」
『あ、タピオカ好きなら、あそこのお店のは行ったことありますか？』
その後長尾くんとタピオカトークで盛り上がった。
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作者名：雪 | 作成日時：2022年11月24日 4時
