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ん………暖かい…



あー寝ちゃったのか…



でも毛布…なんかわたし掛けたっけ……



北人くんが出かけて…



ソファに座って…



北人くん……




『北人くん!!』


「っわ!!びっくりしたぁ……」




飛び起きたわたしの横には彼が座っていた。





『おかえりなさい…ご、ごめん…寝ちゃってた……』


「ただいま。
いいよ気にしなくて。
でも、お迎えが無かったの寂しかったからぎゅってしていい?」


『え、あ、うん………いいよ…?』




寝てしまったわたしが悪いのに彼は怒らずに

優しく抱き締めてくれた。



今までの寂しさが込み上げてきて、

それになんだか嬉しくて、彼の背中に腕を回す。




「今日は甘えたさんなの?A?」




普段はそんな事しないから、

彼も少し驚いてくれると思ったが効果はないよう。


少し残念。




離れると首元に冷たい感覚。


触ると首にはネックレスが着いていた。




『えっ…北人くん………これ…、』




起きた時には無かったから今着けたの?




「次の公演、来てくれる時に着けてくれたら嬉しいなぁって…

Aには月が似合うと思ったんだ。
因みに俺とお揃い!俺は星!
俺っぽくない?

…………ごめん、迷惑だった…?」




なにを言うのかと思いきや。




『ふふ、嬉しい。月可愛いね。
北人くんの星もすっごく似合ってるよ。

ありがとう。大切にする。
1日だけじゃなくて毎日着けるよ』




嬉しい。ありがとう。


そんな言葉じゃ収まらないぐらい。




「あーっ!よかった!!樹に相談してよかった…」


『もしかして藤原くんと一緒に行って買ったの…?』


「うん…良いのあり過ぎて全然選べなくてさ…笑
そしたら樹がお揃いとかどうっすかって」




「やっぱモテる男は違うな〜」って良いながら笑ってる。




「今日の夜ご飯俺が作るよ!
この前ね!LIKIYAさんにちょっと教えてもらって
作れるの増えた!
オススメはチキン南蛮!!」




なんて嬉しそうに話すから笑えてきちゃって。




「A!俺真剣なの〜!!!」


『ごめんごめん!
じゃあ今日は北人シェフのオススメお願いします!』




「おまかせください!」

なんて言いながら腕捲りする彼がカッコイイ、

なんて言ったら調子乗っちゃうかな?

H.Makoto→←Y.Hokuto



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作者名:水実 | 作成日時:2019年8月1日 0時

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