目指せ遠征部隊

18話 ページ19

「おーやるじゃん。さすがB級隊員。」


「千佳！！」


三雲は千佳を見つけて駆け寄ってくる


「なんでおまえが警戒区域に入ってるんだ！バカなことはやめろ！」


「ごめん……街の方にいたら危ないと思って……」


『三雲くん、知り合い？』


「……ああ。今日は千佳と会わせたくておまえたちを呼んだんだ。………空閑、白鷺、レプリカ、二人の知恵を貸してくれ。こいつは近界民を引き寄せる人間なんだ。」


三雲は真剣な表情で訴える


[話をするなら場所を変えようオサム。付近に他のボーダーがいる。]


「……そうだな。移動しよう。」









警戒区域に近い閉鎖された駅まで移動する




「………というかそもそも、何でおまえたちが一緒にいたんだ？」


三雲は疑問に感じていたことを尋ねる


「えっと………待ち合わせの橋の下で知り合って………」


『遊真が自転車の練習をしていて……』


「自転車を押してもらって川に落ちた」


「さっぱりわからん。ひとまずお互いを紹介しておこう。」


三雲はお互いを紹介した
千佳は空閑とまゆが年上であることを知り驚く


「空閑は近界民について詳しいんだ。千佳が近界民に狙われる理由も知ってるかもしれない。」


「しかし……近界民に狙われる理由なんて、トリオンくらいしか思い浮かばんなー」


「トリオン………！？トリオンが何か関係あるのか………！？」


『こっちの世界に来る近界民は大体トリオンが目的だと思うよ。』


二人はトリオンが戦争で使用されていることを説明
千佳がトリオン能力が高いのではと推測する


「なんなら試しに測ってみるか？なあレプリカ」


[そうだな。そうすればはっきりする。]


レプリカは遊真が身につけている指輪から出現


[はじめましてチカ。私はレプリカ。ユーマとマユのお目付役だ。]


レプリカか口の中から測定索を出す


「ちょっとこわいな………」


「レプリカ、ぼくが先に測っていいか？」


怖がる千佳を見て三雲が前に出る


[了解だ………………計測完了]


レプリカの頭上に四角いキューブが出現する

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