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「大丈夫だよ、わたしは優太以外選べないから」
わたしの言葉に安心したのか
ふっ‥と力が弱まって名残惜しいながらも体が解放された。
「帰ろ、優太」
黙り込む優太の手を握るととても冷たくて
よく見ると頬や鼻先まで赤い顔を見ると心臓が締め付けられる。
こんな寒い中走って来てくれたんだ
紫耀の家を出て数分、素直に歩いていた優太が足を止めた。
「俺、Aが好きだよ」
「うん」
振り返ったわたしの目を真っ直ぐ見る優太に
視線を捕えられて、逸らすことを許してはくれない。
「だから、俺と‥‥」
呼吸の仕方を忘れたわたしは
優太の言葉の続きに、息を飲んだ。
「結婚して下さい」
え‥‥ん?‥‥
「え、ちょっと待って色々飛びすぎてない?」
「そんなことない。本当は来年‥18歳になって責任のとれる歳になったら言おうってずっと決めてたんだけど」
アスファルトの上に落ちては消える雪が
優太の前髪に落ちて、彼の吐く息の熱で溶ける。
そんな光景を呆然と眺めていた。
「でも年齢なんて関係なかった。俺はAを一生好きでいる自信あるから!」
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みょん氏(プロフ) - さささん» スレ違いからのラブラブ!&廉くんですね!考えてみます。リクエスト本当に助かりました!ありがとうございます! (2019年10月22日 18時) (レス) id: 3e1e1a76ac (このIDを非表示/違反報告)
みょん氏(プロフ) - きゅんさん» コメントありがとうございます!デートさせてみますね。本当に助かりました! (2019年10月22日 18時) (レス) id: 3e1e1a76ac (このIDを非表示/違反報告)
ささ(プロフ) - こんにちは。やっと両思いになりましたね♪二人のイチャイチャ話が良いです。個人的にはスレ違いからのラブラブが大好きなので、新たなライバル廉くん登場!?とかも好きです。 (2019年10月22日 16時) (レス) id: bafeb54348 (このIDを非表示/違反報告)
きゅん(プロフ) - 二人がデートに出かけるお話が見たいです! (2019年10月22日 7時) (レス) id: 024a42f5a5 (このIDを非表示/違反報告)
きゅん(プロフ) - やっと結ばれましたね!二人のお付き合い編、どんな二人が見れるのか楽しみにしています! (2019年10月18日 2時) (レス) id: 024a42f5a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みょん氏 | 作成日時:2019年10月12日 2時