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「Aちゃんどこから行く?」



日が少し経って、今日から文化祭。

普段と全く違う景色の
校庭や中庭、校舎の中も騒がしく盛り上がっている。


そんな文化祭初日、

玄樹くんがパンフレットを広げて楽しそうに問い掛けてきた。



「んーお化け屋敷!」

「えぇ、そこ結構怖いらしいよ」

「やっぱやめた!たこ焼き食べよ〜」



わたし達のクラスは適当な展示室にして

当日は時間いっぱいを遊びに費やす事にした。



「あ、紫耀のクラス見に行く?」



たこ焼きをふぅふぅ、と冷まして

食べると思いきや玄樹くんは紫耀の顔でも

思い出したのかハッとして提案をしてくれた。



「なんか紫耀、コンテストに出るからいないって言ってたよ」

「コンテストって美男美女コンテスト?」

「あーなんかそんな感じ」

「そんな感じってそれ以外ないんだけど」

「じゃあそれ!」

「もう適当だなー」



玄樹くんはたこ焼きを頬張るわたしに

べし!と言いながらパンフレットで叩く真似をする。



「そーいえば岸くんも出るんだっけ」

「知らなーい」

「知ってるくせに(笑)」



優太とはあの日以来全く話をしていない。

玄樹くんは原因を聞いてくれたけど最低な自分を

さらけだすのが怖くて言えなかった。



「うまそ、」

「あ!ちょっと紫耀!」



爪楊枝に刺して食べる気満々だったたこ焼きは

手を掴まれ強制的に紫耀の口へと運ばれていった。

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設定タグ:岸優太 , 岩橋玄樹 , 平野紫耀   
作品ジャンル:恋愛
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ふてぃか(プロフ) - 紫耀くんとくっついて欲しい 、 (2019年10月13日 16時) (レス) id: 6381a07ad2 (このIDを非表示/違反報告)
名無し2580号(プロフ) - 紫耀くん、もっとエンジン吹かしちゃえ! (2019年10月10日 23時) (レス) id: 0efd09d6a0 (このIDを非表示/違反報告)
さえ(プロフ) - 我慢できずにコメント失礼します!!これは長期戦でしょうか?!ですよね!?最高です(T . T)わたし自分の作品最近行き詰まってて本当にこの作品に癒されてます(T . T)これからも楽しみにしてます、! (2019年10月10日 22時) (レス) id: 73079acea1 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - いつも読ませて頂いています。今回も切ない(T-T)でも私はやっぱり岸君と結ばれて欲しいです。月城さんの思うツボなんて悲し過ぎるし。 (2019年10月9日 23時) (レス) id: 4102c61a44 (このIDを非表示/違反報告)
名無し2580号(プロフ) - もう、これは、わたし、紫耀くんと、くっついて頂きたいです。笑 (2019年10月9日 23時) (レス) id: 0efd09d6a0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みょん氏 | 作成日時:2019年10月4日 23時

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