【名探偵コナン】 悪魔の奏唄 2

74話 ページ24

コナンside

快「ぷはっ」

コ「ぷはっ!」

快「大丈夫か探偵」

コ「んなことより、莉緒と蘭だ！」

莉「俺は大丈夫だ」

快斗「こっちも大丈夫だ。少し水を飲んで気絶してるだけだ」

コ「はぁ…そうか」

莉(まずいな…)

莉緒はこの状況を見てそう思った

少しすると通路の水もなくなった

コ「お前、犯人の計画を知ってたのか?」

快「あぁ。通路の向日葵が導火線になるのなら、中部ロードは導水路になるってことをな。ちなみに莉緒も気づいている」

莉「感だけはいいんでな」

コ「ってことは犯人は中部ロードに向日葵を植えようと言い出した人物…」

快「やっと犯人が分かったようだな。さ、脱出するぞ。」

蘭を抱えてる怪盗キッドが、優しい顔で言う

コ「おい、どうやって出るつもりなんだ」

快「このまま中部ロードを登って、出口に近い最上階に行く。エレベーターシャフトから上がれるかもしれねぇからな」

コ「本当はどうする予定だったんだ」

快「ん?」

コナン「脱出だよ！お前が計算してねぇはずがねぇからな」

快「鍾乳洞の奥に用意してた出口まで飛べればすぐに出られるんだが、このお嬢さんとお前を抱えちゃぁ、辿りつけねぇだろうからな」

コ「キッド…」

莉「……」

コ「ところで、犯人の計画を知ってたのなら何故未然に…」

快「犯行計画は犯人のパソコンから盗み取ってたから分かってんだが、まだ共犯がいる可能性があったし停電を妨害しようと思ったら、チャーリー刑事に見つかって追い掛け回されちまったからな。どっかの誰かさんに謎めいた予告状を送っとけば、もっと早く解決してくれると思ったんだが」

コ「悪かったな！！」

快「ちょっと待っててくれ。脱出の準備をする」

怪盗キッドは用意しておいたスーツケースをとる

快「俺はこの先にあるエレベーターで脱出できねぇか調べてくる。お前はその間に犯人をとっ捕まえといてくれ」

莉「俺も行く」

ぽいっと投げられた回線をつなぐみたいのを貰い、耳につけるとすぐさま怪盗キッドの姿に変装し莉緒とさっさと行ってしまった

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