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「ユンギヒョンにそんなこと言われたら、素直になれすれば良かったじゃないですか!!」
ほろ酔いのグク。乱暴に机の上にコップを叩きつけるように置く。
「そん時はまだAのこと好きだったしなー…。多分、認めたくなかったんだと思う。浮気されてるって」
「テヒョニヒョンもそんな可愛いこと考えるんですね」
口にパンパンに肉を詰める姿はまるでリスのよう。
「まあでも?僕らはそんなこと絶対にないんで?」
「あー、はいはい」
気持ちよくなってきて、調子が良くなってくるグギ。フラグにしか聞こえないぞー。
「でもさ、俺もユンギヒョンと浮気したら、彼奴と同じじゃん?そこまで堕ちるのは無理。それだったら死んだ方がマシ」
「……それはそうですね」
納得したように満面の笑みで答えた。
「ヒョンのことだから、別れても直ぐにいい人出来ますって!」
「…別れたら、もう一生恋人は要らないかなーって」
ふと考えた。他の人と付き合っても、前のように楽しくはないと思うから。何があっても、彼と比べてしまうから。
……まだ好きなんじゃん、俺。
「本当気持ち悪い」
「?そうですよ!もっと言っていいんですよ!」
Aの愚痴だと思われ、顔を真っ赤にさせたグギは俺を急かす。
前までは逆の立場だったのに。ホソギヒョンが気づいてくれない、先に進めないって。先輩ずらしてて。
こんなんじゃ見本にもなれない。
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りさ(プロフ) - ハッピーエンドがいいです! (2019年3月10日 18時) (レス) id: 75dff0bdbb (このIDを非表示/違反報告)
のあ - めっちゃおもしろいです!! (2019年2月13日 15時) (レス) id: 6ad1841f9d (このIDを非表示/違反報告)
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