☆ ページ2
Sside
されるがままの俺。
マネージャーの操り人形ってか…。
眼鏡を外され、まだ、コンタクトを付けていないから、ぼんやりとしか見えなくて、松本の綺麗な顔がよく分からない。
「潤…さん、メイク…時間が、せ、迫ってます…んぁっ、潤…さん、だ、誰か来たら、マズいですっ！」
「来ても鍵をかけてあるから、心配無用だ。」
「で、でもっ…！」
「俺に口答えする権利、無いでしょ？」
何でこんな奴がマネージャーなんだよ…そんな俺はコイツを嫌いと思えないし、クソ…。
「櫻井さーん、メイク時間ですよー。」
ドア越しに聞こえる声。
その声が聞こえて、救いだと思った瞬間、松本は舌を入れてキスをして来た。
「んんっ！！」
「翔、この続きは仕事後でな。」
「……っ、俺が耳が弱いからって、囁くなよ…ハァハァ…潤さんのバカ。」
やっと解放された。
でも、ドキドキが止まらない。
「さぁ、櫻井さん、メイクですよ。」
仕事モードかよ。
切り替え早過ぎて、俺の心が間に合わないよ。
・
・
・
メイクを終え、用意された衣装を着る。
「櫻井さんはどんな服装でも似合いますね。」
「ビジュアルもスタイル抜群ですから。」
褒められ慣れていないから、ただ「ありがとう」を言って礼をするばかり。
「それでは、まずはポーズ無しでお願いしまーす。」
眩いライトとカメラのフラッシュが俺を照らす。
背景は黒。
俺は長めのコートを羽織り、花を手に持って、表情だけをキメて撮られている。
高そうな皮の椅子を用意され、そこに腰掛けて、撮らされる。
「かっこいいです！」
「ラスト、お願いしまーす！」
チヤホヤされるのは苦手だが、モデルのお仕事は嫌いではない。
「ありがとうございました。」
「いえ、こちらこそ、ありがとうございました。次はインタビューなので、そちらも宜しくお願いします。」
気を楽にして与えられた質問に的確に答え、一つ目の仕事は終わった。
「次は○○社のテレビ誌のグラビアです。」
「ああ。」
仕事が出来るくせに二人きりになると猛獣というか、悪魔というか、とにかく、松本は恐ろしい男だというのに変わりは無い。
「あの雑誌も重版されるでしょうね。やはり、櫻井さんが表紙を飾ると売り上げに影響を与えますね。」
俺が仕事をしている時、松本はどんな目で俺を見ているのだろう？
どうせ、そんな事、微塵も思ってもいないくせに…。
何だか、自分でも思うけど、プライベートの俺は捻くれているな…。
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山風無限(プロフ) - 彩さん» コメントありがとうございます！翔くんは潤くんを信頼してますね( ^ω^ )相葉くんとの過去ももう少し掘り下げていけたら、いいと思っておりますので、今後の展開も宜しくお願いします！！ (2018年2月4日 21時) (
レス) id: 486c201f1f (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - 潤さんが俺以外の人を好きになる可能性はゼロに近そうだしなんて言ってみたぁぁい(≧∇≦)相葉さんの登場で潤くんが揺れてるようにみえてしまう展開もハラハラするかも！？ (2018年2月4日 21時) (レス) id: 2665909202 (このIDを非表示/違反報告)
山風無限(プロフ) - 彩さん» コメントありがとうございます！翔くんに少しばかり手を焼いている潤くんは新鮮かもしれませんね！楽しく拝読なんて褒め言葉、嬉しいです！！二人の愛は多分…揺るぎません！これからも作品を宜しくお願いします！ (2018年2月2日 0時) (レス) id: 486c201f1f (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - 潤くんが主導権を握っているようで実は振り回されてるお話しは、とても新鮮で、楽しく拝読しております(*´ｰ`*)ライバル登場にもめげす、二人の愛を貫いてほしいな((＊´艸`)) (2018年2月1日 22時) (レス) id: 6b973c95b5 (このIDを非表示/違反報告)
山風無限(プロフ) - 姫櫻さん» いえいえ、ありがとうございます！遂にリーダー登場です！愛されまくる翔くんという事で、これから、どうなるかお楽しみに(o^^o) (2018年1月18日 9時) (レス) id: 486c201f1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山風無限 | 作成日時：2017年12月29日 21時
