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〜吉良〜
「お、お待たせ、しました」
吉良「わざわざ走ってきたのかい?わたしのために?なんて幸福なんだ。愛しのAがわたしのために息を切らせてまで早く会いたがってくれるなんて。疲れただろう?サンジェルマンのカツサンドを買っておいたんだ。一緒に食べよう」
邪魔者はいない
2人だけの至福の時間
吉良「いつまでも突っ立ってないでおいで。あぁ、そこじゃない。ここだ。わたしの膝の上」
「え、いや……でも」
吉良「恥ずかしがることはないだろう?夫婦になるんだから」
わたしとしてはすぐにでも結婚したいところだが、面倒な法律のせいでAが16歳になるまで待たなくてはならない
愛し合ってる者同士が一緒になることに年齢制限なんて必要ないだろうが
吉良「A!!何をボサっとしている。早く座ったらどうだ」
「し、失礼します」
吉良「例え数時間とはいえ、Aと会えないのはやはり寂しいな」
裏切ることは絶対にないと断言したところで、わたしのAに群がる害虫共は大勢いる
駆除出来たら最適ではあるが、Aのお友達がいなくなるのは責任を感じる
「っっ!?よ、よし…かげ……さん」
吉良「ん?何をそんなに気にしてるのかな。Aと密着しているから身体が反応しているだけじゃあないか」
太ももを撫で回していると、勢い立ち上がり距離を取った
「ここは外ですし、あの……誰かに見られたら…」
吉良「わたしは別にナニもする気はなかったがね」
「っ///((カァ」
吉良「でもAはシて欲しそうだから場所を移そうか。静かで誰もいなくて、2人きりになれる場所に」
「そういうつもりで言ったんじゃ……!!」
吉良「反抗的だね。誘ったのはAなのに」
「違う…のに……」
吉良「早く行かないと時間がなくなってしまうじゃあないか。それともここでするかい?」
誰かに見られるかもというスリルを味わいながらなら、より楽しめそうだ
吉良「どうするA」
「ふ、2人きりが……いいです」
吉良「わたしもだよ。そうだな。衛生的にはあまりよろしくないが、公衆トイレにでも行くか。近いし」
カツサンドは腹を空かせた野良犬にでもくれてやった
奥の個室に入り、ベルトに手をかけるとAの表情が強ばった
吉良「声を抑える自信がないなら、その可愛い手でシてくれてもいいんだがね?最後、出るときに口で咥えて飲み込んでくれたらとても嬉しいかな。初めて?何でも経験だよ」
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まゆ(プロフ) - さくらさん» ありがとうございます!ようやく完結の目処が立ってきたので、このまま一気にゴール……出来たらいいなと思ってます(><) (2022年10月10日 19時) (レス) id: ee04455451 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 初コメ失礼します!この作品面白くてつい一気読みしちゃいました!更新頑張ってください🔥楽しみに待ってます! (2022年10月10日 12時) (レス) @page18 id: 2a8d4606f0 (このIDを非表示/違反報告)
chiotea(プロフ) - 続き楽しみにしています。 (2022年3月20日 1時) (レス) id: 41baf9785a (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - おさばさん» コメントありがとうございます!!最近は更新ができなくて申し訳ないです(><) (2021年2月22日 7時) (レス) id: 8902c85bfe (このIDを非表示/違反報告)
おさば(プロフ) - 初コメ失礼します!すっごい面白いです…!!更新楽しみに待ちます!無理はなさらず…! (2021年2月22日 1時) (レス) id: 1de1f7238a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まゆ | 作成日時:2018年7月7日 22時