2 ページ7
〜A〜
露伴先生がいないと暇だ
漫画を読めば時間は潰せるけど寂しい
早く帰ってこないかな
電話したら迷惑だろうから、声が聞きたいのは我慢する
すると、仗助くんから電話がかかってきた
《もしもし？どうしたの》
仗助《今度の休みさ。早人が宿題手伝って欲しいみたいでさ。杜王町の地図作るらしいんだけど、人手が足りないんだよ》
早人くんの宿題の手伝いか
最近はみんなで集まることは少なくなってきたし、それに……もしかしたら何か新しい発見があるかもしれない
露伴先生の役に立てる
《もちろんいい｢ダメだ｣
上から降ってきた声に驚いていると、携帯を取られて、通話を強制終了された
｢お早いお帰りですね｣
露伴｢僕が早く帰るとAに不都合でもあるのか？｣
なぜたろうか
露伴先生がめちゃくちゃ怒ってる
｢早く帰ってきてくれると、すごく嬉しいです｣
つい、思ったことを口にしてしまった
露伴先生は一瞬、顔を真っ赤にしたけど、すぐき不貞腐れる
露伴｢その割に楽しそうに電話、してたじゃないか｣
｢久しぶりに声が聞けたのが嬉しかったから｣
露伴｢へぇー。僕がいるのに、他の男の声が聞けただけで。ふーん｣
言い方にトゲがある
どうしていいか分からず困っていると、ハッとした露伴先生は小さく｢ごめん｣と謝った
露伴｢みっともなく嫉妬してるんだ。Aと付き合っているのは僕なのに、実感が湧かないから｣
｢そんなことない｢あるんだよ！！｣
正面に座った露伴先生は真っ直ぐと私から目を逸らすことはない
露伴｢だって君は……僕のことを恋愛対象として見てないだろ？｣
｢……？え？いや、ん……？｣
露伴先生が何を言っているのか理解出来ない
だって好きだからお付き合いさせてもらってる
露伴｢じゃあどうして、いつも僕を、露伴先生なんて呼ぶんだ。男としてではなく、漫画家の岸辺露伴としか見てないってことだろ？｣
そう言われたとき、露伴先生を神様のようにリスペクトしてるのが事実で、一瞬、言葉に詰まった
露伴｢最初はそれでも良かった。君と付き合えるなら、でも……やっぱり欲はある。君に、Aには男として見てもらいたい｣
｢私はちゃんと……！！好きです。好きの想いと尊敬の気持ちが同じぐらいなのは認めますけど、それでも！！露伴先生のことは本当に、異性として意識してます｣
露伴｢……嘘……だよ。女性編集者との打ち合わせなんて、全部｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 250人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まゆ
| 作成日時：2023年7月20日 23時
