4人のスタンド使いに惚れられた女の子終結 (ページ5)

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〜仗助〜

俺のスタンドで治せる傷は、目に見えるものだけ

心の傷は治せない

｢うん。どうしようもないときは、すぐ仗助くんに助けてもらうね｣

仗助｢あぁ。そうしてくれ｣

見つめ合った先に、そっと唇を重ねた

仗助｢俺は承太郎さんみたいに頼りになる男じゃないかもしんねぇけど、Aを好きって気持ちは誰にも負けてない｣

道のド真ん中でキスすると、周りからの視線が痛い

俺らよりもっとすごいことしてる奴らなんか大勢いるだろうが

どうにもいたたまれなくなって、繋いだ手を離さないように、強く握りしめて走った

人目のないとこなんて家ぐらいで、今日はオフクロいないから2人きり

仗助｢こういうのは早めに言っといたほうがいいと思うんだ。俺は高校卒業するまで、Aとはこのまま、純粋な付き合いをしたくて。別にAに魅力がないとかじゃないからな！！むしろ魅力ありすぎっつーか｣

｢仗助くんが決めたなら、それでいいよ｣

仗助｢いい、のか？自分で言っといてアレなんだけど｣

｢私は仗助くんの隣りにいられたら、それだけで幸せだよ｣

仗助｢っ〜〜////だからさ、そういうの……｣

人の決心を鈍らせるようなこと言うなよ

俺達はまだ高校生で、そういうこのをするにはまだ早い

それにAもまだ抵抗あるだろうし

今は、今しか出来ないことをして、Aとの時間を楽しみたい

仗助｢もし俺が我慢出来ずに手ェ出そうとしたら、引っぱたいてくれていいから｣

｢そこまではしないよ！？それに仗助くんは自分で言った言葉には責任を持つ人だって分かってるよ｣

もう既に手を出したいんだが

人の気も知らないで無意識に煽るのやめてくんないかね

仗助｢俺はAと、1年後も10年後も、ずっと一緒にいたいって思ってる。俺の隣りでずっと笑ってて欲しい｣

金のないガキに出来る精一杯の言葉と共に、Aの左手の薬指に花の指輪をハメた

俺って意外と器用だから、こういうの簡単に作れちゃうんだよな

仗助｢ここ、もう俺が予約したからな。間違っても他の男のもんをハメないでくれよ｣

｢うん……！！｣

愛おしそうに指輪を見つめるAを、愛しく思う

優しく手を重ねて、約束を誓うようにキスをすれば体の中を温かい何かが巡った気がした

仗助｢A。本当に好きなんだ。杜王町に来てくれて、出会ってくれて、ありがとう｣

東方仗助～完～