検索窓
今日:1 hit、昨日:9 hit、合計:563 hit

8話〈主将〉 ページ9

澤村side



3年生が引退して


男子バレー部の主将になったばかりのころ


正直不安で頭がいっぱいいっぱいだった


みんな俺を“主将”と呼ぶ


でも、俺は本当に“主将”らしいことなんてなに1つ出来ない


そんな時に監督に言われた言葉がさらに追い討ちをかけた


“主将がみんなを引っ張れなくてどうする”


“今と昔は違うんだ”


“いつまでもチームメイトに甘えるな”



俺はそれからいつも以上に練習に励んだ


自分に負けたら、チームは崩れると思った


そんな毎日で精神的にも体力的にも限界だった


部活後に練習メニューのことでスガと話しながら帰った帰り道も


その頃には沈黙が流れるだけの寂しい帰り道になっていた


俺はどうしたらいい


頭がパンクしそうだった



そんなときに、スガは久しぶりに口を開いてある少女の話を始めた


俺よりもずっと強くて弱い女の子


ずっと口を開かなかったスガが、俺が悩んでいるときに


いつもその少女の話をしてくれるようになった


その子が抱えていることに比べたら俺の悩みはなんて小さい悩みなんだろうと思った



3年になり、みんなを少しずつまとめられるようになった俺は


スガの言っていた少女がバレー部のマネージャーをやりたいと言っていたと聞き


俺が支えてもらった分


その少女をこれから支えたいと思った

9話〈名前〉→←7話〈心配〉


  • 金 運: ★☆☆☆☆
  • 恋愛運: ★★★☆☆
  • 健康運: ★★★★★
  • 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした!


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (2 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:霧雪彼方 | 作成日時:2014年8月26日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。