今日:14 hit、昨日:14 hit、合計:23,902 hit
小|中|大
未来へ ページ13
珠「A!」
茂みに向かって歩いていた途中。
突然の母の声を聞くと同時に、右腕を「何か」がかすりました。
『……!』
急いでその「何か」を確認しようとした私が見たのは、1つの小刀だったのです。
驚いた私は、反射的に刀を抜き、ばっと振り向きざまに刃を振るいました。
『……!』
全く気配がなかったのにしっかりと感じる手応えに驚愕し、私は瞬時に飛び退きました。
現れたのは、巨大な体の鬼。
なんとか応戦しようと、私は刀を構えました。
けれど、距離があり、体も大きいはずなのに、一瞬で距離を詰められ、鬼は私の心臓に真っ直ぐ手を伸ばしました。
『……っ!』
その速さに反応出来ず、死を悟って目を瞑った瞬間に、またもや母の声が聞こえたのです。
珠「時の呼吸 終ノ型 爾今飛翔!」
その後、私の心臓が貫かれることはありませんでした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
29人がお気に入り
29人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:桜舞 | 作成日時:2021年1月10日 16時