OA 18 ページ19
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季節は秋。
夏の暑さはすっかり引いて冬への準備。
「…はあ、さむ」
思わず手のひらに暖かい息をかける。
時刻は夜の23時。
この時間に何をしてるのか。
とある人の家に行く。
「…あ、」
その人の家の前の公園に見たことある人が
「としみつ、」
と 「よ。寒かったろ。」
「そんな、いいのに。としみつこそ寒か…」
と 「俺は男だからいんだよ。これ羽織っとけ。」
としみつのお気に入りのシャツに袖を通す
あ、としみつの匂いだ。
「ありがとう」
安心する。
と 「ほら。入りな」
「お邪魔します」
相変わらず綺麗に整えられた部屋。
誰かさんとは大違いだな。
と 「なんか飲む?」
「いやいや!お構いなく。」
と 「今更なに遠慮してんだよ」
としみつに手を取られ暖かい両手に包まれる。
と 「手えつめてんだから ココアでも飲めよ」
優しい。ねえ。としみつ。
「ありがとう」
と「おっけ。」
台所に消えてくとしみつ。
そこから
と 「育ってきた 環境が ちっがうから〜」
あ、この歌。私が好きなやつ。
この 癖のある歌声が好きで 安心する。
と 「きみのことが すきなのさ〜」
「久々に聞いたそれ。」
と 「確かにそうかもな。(笑)」
「今度米津歌ってよ」
と 「任せとけ」
はにかむとしみつ。可愛い。
ねえ。
私、こんなんだけど
「としみつ、」
君の隣に
「私を」
行ってもいいですか?
「彼女にしてくれませんか…」
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これは 夢か?
「彼女にしてくれませんか…?」
ずっと好きだった女が
こっちを見てくれた。
俺のに。
と 「い、いいのか?」
そしたら君は恥ずかしそうに
「としみつが いいの。」
と言うもんだから 思わず気持ちがこみ上げてきて
と 「馬鹿好き…」
抱きしめた。
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朝、目が覚めると 隣にはとしみつがいた。
昨日そのまま寝ちゃったのか
「ふふ、可愛い寝顔。」
と 「ん…」
もう9時前なんだけどな…
まだ愛しいという感情はわからないけど
こんな優しい気持ちになれたのは いつぶりなんだろう。
こうしてくれたのも としみつのお陰。
「ありがとう、としみつ。」
耳元で囁く。
そしたら幸せそうな顔をする。
と 「ん…おはよ」
「あ。起きた?おはよう!」
と 「んあー…目覚め最高…」
「そうは見えないけど(笑)」
と 「まじだよ。(笑)」
これから宜しくね、としみつ。
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ぽぽ(プロフ) - ゆゆさん» ありがとうございます!子供の名前なんですが、本当のことを言うとイメージが全然湧かなくて決められなかったというのが本音です汗 申し訳ございません(´;ω;`) (2018年5月23日 22時) (レス) id: 9e6509493e (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - 完結おめでとうございます。続きが気になってソワソワしておりました。子供の名前も気になるところですが続きは自分で妄想して補完します。笑 お疲れ様でした。 (2018年5月23日 22時) (レス) id: 480b662df0 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽ(プロフ) - はるさきすさん» メッセージありがとうございます(´;ω;`)頑張りますのでこれからも贔屓にお願いします*\(^o^)/* (2018年5月17日 11時) (レス) id: 9e6509493e (このIDを非表示/違反報告)
はるさきす - あー続きが気になりすぎるっ!これからも応援してますっ! (2018年5月14日 22時) (レス) id: 55a2846b5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぽぽ | 作成日時:2018年3月7日 15時