君はイジワル

可愛いとか思ってない ページ27

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｢!!!( ﾟдﾟ)ﾊｯ!!!!｣









突然雄叫びが聞こえて慌てて周りをキョロキョロ見渡す。









……あり？？ご褒美のご飯は？？？







｢あれ？？？？｣




｢あれ？？？じゃねーーー！！てめぇこのやろう！！！｣




たいすけが突然くわって食ってかかってきてビクビクする。



｢あわわわっ！なんだよぉ、どうしたんだよぉ…泣｣





｢泣きてぇのはこっちだばか！！いきなり俺のしっぽに噛みつきやがって！！｣



うぇ？？？？
はっ、そうだ！！ご飯は？！




｢俺の横尾さん特製ご飯は？！｣



｢あっ？！……おまえ、、まさか。｣



｢ない！、……もしかして、、夢？｣



｢そうだろうなぁ。なんせここにはご飯もなけりゃ渉も居ねぇからな！｣




｢えええぇー、そんなぁ！｣




｢そんなぁ！じゃねぇてめぇ、このやろう！！｣




コンコンコン




｢やっほー、おふたりさん。｣



｢あっ、たまちゃん！｣




｢あっおいこら、てめぇまて！｣



スタタターと走って逃げる。



｢どうしたの、喧嘩？笑｣



｢喧嘩じゃねぇ！こいつが食べ物と間違えて俺のしっぽ噛みやがったんだ！｣



｢悪かったって〜。｣




｢しっぽと食べ物間違えるってどーゆー状況？｣



｢夢の中で横尾さんがご飯作ってくれて！｣



｢あぁ、なるほど。｣



｢夢の中でも食べ物食べてるとか、どんだけ食い意地張ってんだ。｣



むぅ……うるせぇなぁ。




｢詳しく夢の内容教えてよ！｣



ワクワクした顔でたまちゃんが尋ねるから、
俺は夢の内容を語り出した。




たいすけは俺に噛まれた箇所を
てちてちと舐めて毛繕いしながら、聞いていた。

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