君はイジワル

悪気はなかったってホントか？ ページ23

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「お前はあいつみたいに遊ばないの？？」









そう聞くとふんって鼻で笑われた。









「あんなちんけなオモチャで遊ぶわけねぇだろ。それに俺は今、渉の遊びに構ってやる暇はねぇの。」









「横尾さんの遊び？？…遊ばしてもらってんのは、お前ら猫だろ？」









「はっ、ほんとバカ。」









カチーーン！









「猫は、人間の遊びに付き合ってやってんの。遊ばれてるように見えて、遊ばせてんの。」









んんん？？？









どーゆー事？？いみわかんねーな？？









うーーーんって頭を悩ます。









「現に渉も俺が食いつかないの残念そうにしてるだろ？」









…確かに。









構ってほしそうなのは、完全に横尾さん側だ。









「たいすけーー、遊ぼーよー。」









しょんぼりした顔で、パタパタとふさふさを動かしている。









なるほどなぁ。









そーゆー事なら！仕方ねぇな！！！






俺が構ってやるぜ！！！









名残惜しげにパタパタと動かすふさふさに
ちょこちょこ近寄って追いかけてみる。









「んっ？！…え、みつ遊ぶの？？」








違うよ、遊んであげるの！









俺は優しいからな、えっへん！！！！！




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