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牽制 ページ19

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何が良いかわからないから、手当たり次第にもってきて空いてる所からぽとぽと落とす。





「あ。ありがとう…。」






そう言って目の前のやつは、ポリポリとご飯を食べ始めた。





その様子にほっとする。








「……ふぅ、助かりました、ありがとう!」








ご飯食べてすっかり元気になった小鳥が
ぺこりとお辞儀した。








「おう!いいって事よ!!…お前、なんてゆーの?」









「僕、たまもり。皆からたまって呼ばれてる。」







「そうなのか!!おれはひろみつ!たまか、ならたまちゃんだな!!」








手をそっと差し出すと、ちょんって嘴で挨拶返してくれた。





嬉しくて手を見つめてニヤニヤしちゃう。









「ふふっ、好きに呼んでよ。ね、ありがとうね、本当に助かったよ。お礼に今度何か持ってくるね。」








「ほんとか?!楽しみにしてる!!」









「…それで、そちらの方は??」









たまちゃんはチラリと隣のやつをみる。








「…たいすけ。」









「たいすけくんか、よろしくね!」









あっ、たまちゃんだめだぞ、そいつはすっごく嫌な奴なんだ!!









…と思ったのに普通にあいつはたまちゃんの嘴に優しくちょんと前足を触れて挨拶していた。









な、なんだよ、俺の時の全然違うじゃん!!









「おい、そのマヌケ面さっさと仕舞えよ。」









びっくりしてぱちくりしてた俺をチラリと見てまた嫌味をいってきた。









なんで俺にばっかり!!!!!!









「ふんっ!お前なんて嫌いだー!…たまちゃん一緒に遊ぼうぜ?」









そう言ってぷいっと目をそらすと、
あいつは「ふんっ。」と言って小窓の縁から降りていった。









それ以降、たまちゃんとはすっかり仲良くなってたまにこうして会いにきてくれるまでになった。









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でも、それ以来、やたらとあいつが俺の事をぺろぺろ舐めて毛繕いする様になった。。



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みゅう(プロフ) - はじめまして!すごくかわいくて面白い作品ですぐ続きが気になっちゃうので1ストーリーずつ完結したら読もうと思っていたのですが気になって読んじゃいました(><)笑 続きも楽しみにしています! (2021年3月3日 2時) (レス) id: a56be7b975 (このIDを非表示/違反報告)
フェアリーちぇ(プロフ) - 絢音さん» コメントありがとうございます!これからも頑張って書いていきます! (2021年2月19日 3時) (レス) id: 0e79664357 (このIDを非表示/違反報告)
絢音(プロフ) - 初めまして(^^)読んだことないタイプのお話で、ハムみつも猫すけちゃんも可愛くて夢中で読んでしまいました♪続きもとっても楽しみです(^^) (2021年2月18日 9時) (レス) id: f3e37fdd05 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:フェアリーちぇ | 作成日時:2021年2月17日 9時

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