君はイジワル

垣間見る ページ12

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カサカサ…カサ




うんしょっ、




ふっ、くんぬぬぬぬっ、




「おい。」




「はわっ？！」




ビクッ




ぽてころ、、




いてて…くそぅ、、ゆっくり降りてたのに急に話しかけられてびっくりして落ちちゃった。



「ドジだな。」



「っ、おまえのせいだよ！なんだよ！」




「また勝手に抜け出して。渉に怒られんぞ。」



「うるさいなぁ！これはハムスターの習性なのっ！べーーっだ！」




「……ガキかよ。」




ほんとむかつくな。




でもいいんだ！
あんなやつ無視してお昼寝お昼寝〜♪




トットコトットコ




「はふぅ〜♡」




んふふ、きんもちぃ〜！





「すっかりそこが定位置だな。」




「ふふん、、横尾さんのおかげ！」




「俺のおかげだろうが。」




ぐぬぬ、、まぁそうか。。



実はあれから、何度か同じように抱えられて小窓に行ったことがある。



帰ってくる度に俺がそこにいるのを、横尾さんは不思議がっていた。




ある日、横尾さんが休日で俺もゲージの外に出して貰えてた時、たいすけが突然、
あの小窓に行きたがる素振りを見せろって言ってきた。





訳もわからずその通りに従う。




いつも通りたいすけが、俺の首根っこくわえて飛び乗った。



その瞬間を目にした横尾さんはパチクリ。




「そーゆー事かぁ！…みつ、そこ好きなんだね。」




うん！うん！！！大好き！！！！！！！



横尾さんが俺の事をわかってくれて嬉しくってくふくふ笑っちゃう。




「…ブス。」




「あぁんっ？！」



ニヤニヤしてたらまた意地悪言われた。
ふん、嫌いだ。

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