「佐藤家の光 2」

･ ページ38

.....いやだから、アイドルの握手会かて。
まぁみっちゃんは、もはや俺らのアイドルではあるけれど。←

大「.........心の狭いお兄ちゃんがうるさいから、離れなな。。」

太「ちょっと？！」

傍で太輔がしつこく迫るからか←
大倉くんは以外にもあっさりとみっちゃんから離れた。

.....が、ほんの一瞬口角が上がるのを俺は見逃さなかった。

大「また会おうな、宏光。大好きやで。」

ちゅっ

なんと大倉くんは、わずかな隙をついて
みっちゃんのほっぺたにキスをしたのだ。

高「ぎゃーーーーー！！！！！」

俊「大倉くんっっ！！！さすがにそれは重罪でありますっ！！！！！」

裕「......ちょっと、誰の許可得てキスしてんの？」

健「さすがにそれはダメーー！！」

さすがの他の兄弟も、この行動には意を唱えた。

太「〜〜〜〜@#☆＆＊∞%□◇△？！」

太輔は、声にならないような叫び声上げている。
......見事なデジャヴだな。。

佐「っあ〜.....、大倉くんっ！そろそろ時間も迫ってるみたいだから、帰ろう！ねっ！」

大「ええやんまだ〜。」

裕「帰れっ！」

高「早く仕事行けぇー！！許さんっ！」

健「太輔兄ちゃんが包丁取り出す前に早く帰った方が良いかと....。」

健永、物騒なこと言うなよ。
さすがにそれは......ちょいちょい太輔さん？
キッチンに行こうとするのやめてくれません？

佐「早く帰ろうっ！なっ？！」

大「なんや佐久間さん、なに焦ってんねん....笑」

佐「お前を連れて来たのが間違いだった！！......このままだと俺も殺されかねないんだよっ！！」

おぉ.......さすが佐久間さん、
分かってるねぇ。←←

太「......今、仕留めずに、いつやるの....？今でしょ......。」

俊「たいすけさーーーん！！？落ち着くでやんすーー！！！」

包丁を見ながらブツブツ言ってる怖い太輔を、なんとか俊哉が押さえてくれている。
よし、俊哉、そのまま耐えてくれよっ！

大「....君らおもろいなぁ。....本当に時間もやばいから帰るわ。」

高「二度と来んなぁー！！」

裕「高嗣、塩をまけ、塩！！！！！」

そう言われて高嗣はキッチンから持ってきた塩を、帰る大倉くんの後ろ姿目掛けて
ぺっぺっ.....とまいていた..ww

ついでに玄関にもこんもりと盛り塩が置かれた。

...........みんな、大倉くんへの扱いが酷い気がするんだけどww

･→←･

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す