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宏「..........やぁ〜〜!(泣)おはち、ちない!!!.......たぁちゃん....あーんちて。」

太「.....うっ。」

家族の中でも特別みっちゃんに甘い太輔に標的を変えた。

宏「たぁちゃん.....あ〜〜。」

母「太輔、ダメよ。」

太「......いや、でも......」

宏「たぁ......?おなかちゅいたよぉ〜。」

太「うぐっ。ごめん母さん!!
宏、あ〜〜ん。」

みっちゃんから「たぁ」って呼ばれるのにめっぽう弱い太輔が負けて、みっちゃんにあーんしている。

みっちゃんは嬉しそうに、あーんと口を開けてチーズ入りオムレツを迎え入れた。

宏「もぐもぐ............きゃあっ♡
ちーじゅ、お〜〜〜いちぃ〜〜〜〜♡♡」

お気に召したのか、ニコニコしながら
ほっぺに両手を添えて、こてんっと首を傾げた。

〜〜〜〜っっっ!かっわいいなぁ〜〜!!♡

みんな気持ちは一緒なのか、デロデロと顔が緩みまくっている。

それからハッとして、いかんいかんと顔を引き締めた。

健「宏光、甘えん坊さんだね〜♡」

裕「ミツからのお強請り連敗記録更新おめでと〜。」

太「っ、うるっさい。」

高「太輔にいちゃんは、ミツにあめぇから。
なっさけね〜。」

裕「そう言う高嗣もミツからのお強請りにクソ弱いじゃん。」

高「なんだとっ?!そんな事ねぇよ!」

残念だが、そんな事あるぞ〜、高嗣w
あと、裕太もな?

っていうか、この家でみっちゃんからの
お強請りに抗える人なんて母さんくらいしか居ないからw


そうしてなんだかんだ、みっちゃんはすべてのご飯を、太輔にあ〜んして貰って平らげたのだった。

宏「ごったまぁ〜〜〜。」

お行儀よく手をパチンと叩いてご挨拶。
........言えてないけど。

それだけで、偉いねぇ〜、良い子だね〜、
って褒めてる太輔。

みっちゃんは照れくさそうに
「えへへ.......」とはにかんでいた。

うん、可愛い。。。

でも、気を引き締めなければいけない。
これからみっちゃんには、昨日の事を話さなければならないのだ。

俺達と、離れ離れになるって........。

父「宏光、聞いて欲しい事があるんだ。」

そう父さんが切り出すと、みっちゃんは
表情の固い俺たちを不思議そうにしながら、
キョトンと父さんの顔を見つめていた。。

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作者名:フェアリーちぇ | 作成日時:2020年5月11日 10時

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