｢佐藤家の光｣ (ページ44)

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「大きな地図を描いていこう」ページ44

渉side

....今日は比較的、ゆるやかな朝だ。

いつも通り朝ごはん作って、みんなに食べさせて、それぞれにお見送りして。。

と言っても、今日は俺1人でのお見送りだったけど.....。

実は今日は、太輔が久々の完全オフの日。
連日大変そうに仕事をこなしていた太輔をみんな気遣って、ゆっくり寝かしといてあげよう.....。という事になったのだ。

相変わらずみっちゃんは、昨日も太輔と眠りについた。となると当然、太輔が起きてくるまでは、みっちゃんも起きてこない.....。という摂理だ。

みっちゃんも思う存分寝坊助できて、幸福に違いない......w

カチャ.........

太「.......わたるー。。」

渉「...太輔、おはよう。少しは休めた？.....みっちゃんは？」

太「おはよう。。うん、おかげさまで。
.......それが、さ。」

太輔はいつも、起きてくる時必ずみっちゃんを抱き抱えてやってくるのに、今日はその腕にみっちゃんの姿はない。

不思議に思い尋ねると、なんとも言いずらそうな雰囲気を醸し出しながらも、こう言った。

太「宏.................、おねしょしちゃったみたい。。。苦笑」

渉「...........あれま。」

太輔にそう言われて、慌てて太輔の自室に向かう。
そこには、なんともまぁ...シーツに大きな地図と、その地図を描いた根源である主体が大の字で眠っている様子が広がっていた........。

渉「.....とりあえず、みっちゃんを起こさなきゃね。」

太「..うん。.......ひろ.....宏？....朝だよ、起きてご覧。」

宏「..........ふゆぅ..........？....たぁちゃん...わーくん、....おぁよ。。」

意外にもすんなり目を覚まして、太輔と2人面食らう。

うんしょっと上体をあげてしばらくして、
おねしょによるベッドの不快感に、気付いたみたいだ。

宏「..........？？..........っ？！
なんらこぇっ.........！！......べしゃべしゃすゅっっ..........泣」

.....................あなたの........おしっこですw