まいぺーすふたり【nrs】 (ページ6)

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いつも通りの時間に目を開ければ、隣にはまだ寝ている彼女。一瞬早く起きすぎてしまったかと錯覚するが、どうやらそうではないらしい。

「………めずらし。」

いつも起きたら彼女はいないことが多い。まだ横で眠ってる彼女を見るなんていつぶりだろうな、なんて思いながら一度起き上がった体を、もう一度ベットに戻す。

もういっかい寝てもいいけど、なんて思ったけど、なんだか目は覚めてしまっていて、彼女の顔に触れて前髪をよけたりして。

『………ん、….な、るせ？』

「おはよ、ごめんね、起こしたね」

『んーーっ、いっぱい寝た、気がする』

「珍しい、こんな時間まで寝て。昨日おれが配信終わったあとは、寝てたじゃん」

『……きょう、やすみだから結構遅くまで、曲つくってた…』

「あーーー、なるほど…？、まさかこの後また曲作るとか言う？」

『……まあ、やすみだしね、今日』

言うと思った、なんて思いながら彼女をぎゅっと抱きしめて。

「………だめ、きょうはおれとだらだらしよ」

『…………なるせは配信しないの？』

「しょうがないなあ、しないであげましょう」

『ふは、上から』

「だからAも今日は仕事しない、防音室の扉開けるの禁止」

『んー、はあい』

笑いながら彼女は俺の胸に、擦り寄るように顔を寄せて。すーぐ無理する彼女を休ませるのもおれの役目。

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