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Jupiterの次が、Emperor White、私の「皇ほたる」としての初めての舞台。
後ろでDRAMATIC STARSの3人が背中を支えてくれる。
終わって、終わらないで、ああ、もうすぐ。
寺島「『っ、次は!俺たちの同期!皇ほたる!!!!』」
呼ばれてしまった、呼ばれた
心臓が、痛いほど鳴る。
ばしん!っと背中を叩かれて
宗悟「…A!行ってこい!」
雄馬「頑張れ!最前列で俺らが見てるから!」
拓「七瀬ちゃんならいけるよ!俺らがついてる!!!」
とんっと、3人から背中を押されて
寺島さんと松岡さんと神原さんの3人と交代のハイタッチをして。
今______……
「『みんなー!!!!皇ほたるは、アイドルとして戻って、きたよー!!!』」
「『聴いてください、ホワイトナイトメロディー』!」
そうだ、これが「皇ほたる」。これが、彼女の、彼の「ステージ」
プロデューサーの声が、女の人も男の人も大きい声で、聞こえて。
ほたる!がんばれ!の声が大きく、聞こえて。抑えてた涙が、また込み上げてきて。
「『〜♪、っ、ぁ、う…っ〜!!!♪』」
今泣いちゃダメだ、ダメだよ。力強く歌い上げろ。
私は「EmperorWhite」だ!!
「『みんなー!来てくれてありがとう!愛してるぜ!皇ほたるは、これからもみんなのEmperorだ!!!!』」
「「「「きゃあ〜!!!!」」」」
ああ、まだ、終わらないで。
高揚感が、アドレナリンが溢れる、倒れそう。幸せだ。
みんな、大好きだよ。
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