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WZ ページ34

.






それは知らなくていいよ、






ヒョンはそう言った。










『……?なんで、』


JH「Aや、いい?

どういう経緯でそのコメントを開いたかは分からないけど、きっと、ちょっとでも韓国語の勉強になればいいと思ったんだよね?



……でもね、勉強しなくていいこととか、知らなくていいこともあるよ」






俺の隣で、淡々と、でも安心させるような柔らかい声で言葉を繋げていくヒョン。

自分の隣にAを座らせて、諭すようにゆっくりと喋るその様子は、誰がどう見たって仲の良い兄妹そのものだ。








『…じゃあこれは、』


JH「………そうだね、良い意味じゃないよ。


韓国語って、日本語よりもそういう言葉が多いんだよ。きっとこの先目にすることも耳にすることもいっぱいあると思うけど……」


『……だけど、?』










.









.









JH「……俺はAに、こんな毒みたいな言葉を吸ってほしくないんだよ」





JH「勉強は大事だけどね、Aに必要なさそうなら、もうそれでいいよ」










JH「もっといい言葉なら俺たちも教えてあげるから。そんなのは聞きに来ないで?」








相変わらず柔らかい声音のヒョンだったけど、


その中には微かな意地みたいな、悲しさみたいなのが混じっていた。





最近Aがヒョンに、韓国語の質問をすることが多いから……。これに関しては、少し思うところがあるんだろう。


Aはじっとヒョンを見つめていた。








『………分かりました、気を付けます』


JH「あはは、なんでそんな仕事みたいな返事なの」





もっと楽にしなよと笑うヒョン。








『だって……、聞くなって言うから』


JH「違う違う、Aが知らなくていい言葉は知らなくていいし、こういう荒れてるコメント欄なんて開かなくていいんだよって」


『……でもそしたら、分からない単語を知る場所が無くなっちゃいます』


JH「それはー、あー………、作詞家のジフナが好きなだけ教えてくれるよ」


WZ「え、俺?」







急に話題に出された俺は、首をぎゅいんと捻ってみせた。






.

MG→←JH



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レプリカ - りんさん» ほんっとに返信が遅れてしまいましたすみません…笑!!ニヤニヤしながら応援してくださるんですね、じゃあ私はニタニタしながらお返事を書かせて頂くことにします(?) (2022年12月17日 15時) (レス) id: 0820e3db89 (このIDを非表示/違反報告)
レプリカ - なのこ5546さん» 時間に余裕がなく、お返事遅れてしまって申し訳ありません!本作品を楽しんで頂きありがとうございます!!更新頑張りますので、これからもよろしくお願いしますね!!笑 (2022年12月17日 15時) (レス) id: 0820e3db89 (このIDを非表示/違反報告)
りん - 主人公ちゃんが可愛すぎてぷくぷくではないですがニヤニヤしながら応援しちゃいます笑笑これからも主人公ちゃんもレプリカさんも応援してます。無理をなさらずお身体にお気をつけください。 (2022年12月12日 12時) (レス) @page30 id: 0c8a3b5b52 (このIDを非表示/違反報告)
なのこ5546(プロフ) - こんばんは!なかなか無い設定なのでとても面白かったです!主人公ちゃんが少しづつメンバー達と距離を詰めていく感じが堪らないですっ!!これからも更新楽しみにしています頑張って下さい! (2022年12月11日 20時) (レス) id: 88c8eec9ab (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レプリカ | 作成日時:2022年12月3日 0時

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