JH ページ33
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DK「……ヌナ、どう?」
『すごいじょうず、声がソクミン君ってすぐ分かって、聞くのが楽しい』
DK「ほんと〜!?」
練習室の隅で座り込むAに、昨日レコーディングした音源を聞かせていたソクミナ。
期待通り褒めてもらえたみたいで、それは満足そうに顔を緩ませてる。
WZ「………ソクミナ、昨日やけに気合い入ってたのはアレのためか」
JH「え、そうなの?笑」
WZ「うん。腕捲りして、目もバキバキにしながら歌ってた。いつもの倍だよ」
少し不服そうに、でも微笑ましそうにそう言ったジフナ。
少し眉間に寄せたシワにあははと笑えば、今度は別の方向から声が聞こえた。
それは、この頃よく聞く声だ。
『…ジョンハンさん、これ、なんて読みますか?』
後ろ側に立ったその声の持ち主は、手に持ったスマホをこちらに差し出しているAだ。
さっきまで一緒にいたソクミナはどうしたのか視線を動かすと、褒めてもらえたことに満足したのか、そのままミンハオのところへ駆けていっているのが見えた。
…………あの子らしい陽気さではあるよね。
JH「んーと?どれが分かんないの?」
『これです、さっきまで見てたんですけど、ソクミン君が話しかけてくれたので………』
あぁ、と苦い笑みを溢す。
この頃Aはこうして、俺に分からない(読めない)韓国語を聞いてくることが多いんだけど……、今日はちょっとソクミナに邪魔されたみたい。
因みになんで俺なのかって云われたら、たぶん“オンニ”とか“ヌナ”とかの使い方の説明をしたから、その流れでじゃないかな。
眉を下げてこちらを窺うAに微笑を浮かべてから、画面へと視線を落とした。
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JH「…………Aや、これ何のサイト?」
『え?』
JH「うーん……、」
『YouTubeのコメントなんですけど、どうかしましたか………、?』
JH「あぁ、そっかあ。俺たちのデビュー曲のMV見てたんだね」
『はい……、』
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レプリカ - りんさん» ほんっとに返信が遅れてしまいましたすみません…笑!!ニヤニヤしながら応援してくださるんですね、じゃあ私はニタニタしながらお返事を書かせて頂くことにします(?) (2022年12月17日 15時) (レス) id: 0820e3db89 (このIDを非表示/違反報告)
レプリカ - なのこ5546さん» 時間に余裕がなく、お返事遅れてしまって申し訳ありません!本作品を楽しんで頂きありがとうございます!!更新頑張りますので、これからもよろしくお願いしますね!!笑 (2022年12月17日 15時) (レス) id: 0820e3db89 (このIDを非表示/違反報告)
りん - 主人公ちゃんが可愛すぎてぷくぷくではないですがニヤニヤしながら応援しちゃいます笑笑これからも主人公ちゃんもレプリカさんも応援してます。無理をなさらずお身体にお気をつけください。 (2022年12月12日 12時) (レス) @page30 id: 0c8a3b5b52 (このIDを非表示/違反報告)
なのこ5546(プロフ) - こんばんは!なかなか無い設定なのでとても面白かったです!主人公ちゃんが少しづつメンバー達と距離を詰めていく感じが堪らないですっ!!これからも更新楽しみにしています頑張って下さい! (2022年12月11日 20時) (レス) id: 88c8eec9ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:レプリカ | 作成日時:2022年12月3日 0時