苺王子家の妹！2 【stpr】

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さ「よーしよし、いい子いい子〜」


胡座をかくさとみくんの足の間に入りこみ
仰向けになって、ひたすら撫でられる私


鼻をちょんちょんされたり肉球をプニプニされたり…


さっきからされたい放題なんですが。



さ「こちょこちょ」

「ニャニャッw」

ちょ、わき腹触んないで、くすぐったいw

くすぐったさで、「グニャッ」みたいな、変な声が出てしまった。





さ「ははっwお前かわいーね」


あ、笑った



眉を下げ、ふにゃりと笑うさとみくん。



その顔は

幼い頃の私に向けられていたものと同じで。




まだこんな顔出来るんだな




いつもの意地悪な笑い方とは違う、昔のさとみくんの笑顔に、少しどきりとした。








さ「あ、マンティス悪い、俺仕事思い出したわ」

「ニャ？」

ん、仕事？




さ「ちょっと作業するから、先寝てて」


さとみくんは膝の上からそっと私を下ろすと、「やるかぁ〜」と言いながら、ゆっくりとパソコンに向かった。




ちらりと時計を見れば夜の10時。


こんな時間まで、大変だなぁ


そういえば、我が家の兄たちは全員、動画の配信の活動をしているけど

どういう事をしているんだろう。


さとみくんのゲーム実況を前に少しだけ見たことがあるけど、家でやってることと大して変わらなかったため、それ以降見ていない。


活動内容には(今は)あまり興味がないけど

編集作業とか、そういうのはちょっと見てみたい気がする。






さ「ん、マンティス？見たいの」

「ニャー」

見たい見たい！


どれどれ


さとみくんのお仕事姿、拝見させてもらいますか。




そう思って、パソコンの画面を覗いたのが間違いだった。





………。



ん、

何これ



パソコンの画面に、「最終痴○電車3」ってタイトルが見えるんだけど。うん。何これ。



さ「これね、今からやろうと思ってるえろg…」




ﾌﾞｫﾝ



さ「あー！！おまっ！なに電源落としとんねん！！」


いや、なんか、見たくなかったんで、つい。



さ「何、妬いてんの」


妬いてねぇわ。なんで妬くねん。焼いたろか。


仕事をしろ！仕事を！！




さ「はぁ、冷めたわ。
今日はもう寝るか。マンティスもベッド行くべ」

「ニャニャ！」

ヤダヤダ！私帰る！自分の部屋戻る！
こんな変.態と一緒に寝たくない！



さ「こらこら暴れんなってw
落ちちゃうよ〜？」

「ニャーニャー！」

いいからはーなーせーー！



必死の抵抗も虚しく、私は再びベッドに戻された。




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