はじめまして ページ5
.
「お前達が噂の転校生か。担任の佐賀美先生から話は聞いている。お前達は、急遽新設されたプロデュース科の所属…今は、個別の教室などはまだ設けられてない」
「え?」
「なので一時的な処置だが、お前達は俺たちと同じアイドル科の教室で授業を受けたりすることになる。お前は2年A組で俺たち3人と同じクラス。そっちのお前は確か、1年A組だな」
黒髪の人が丁寧にそう教えてくれた。
ふーん…この女の子、私より1つ上なのか…。
「3人…?」女の子がそう呟く。…と同時に、「あ、」と前髪を上げた人が何かを思い出した様子。
「ごめんだけど、日直の仕事もあるから、後片付けやっといて、」前髪を上げた人は手を振って、この教室を出ていった。(そういえば、さっきもそんな事言ってたなあ……しかも梶さんの声じゃん…)
「ねえねえ!キミ達の名前は?」
「あんずです。」
『A…です』
この女の子はあんずサン…ね。よし、覚えた。
「そっか〜!俺の名前は明星スバル、よろしくね〜友達になろ〜!!」
「わっ、わっ!?」
『(あー……そういえばそんな名前だったなー…)』
オレンジの髪の人…明星サンはあんずサンの手を掴み、上下に大きく振る。(多分握手…だよな)
あんずサンが困っていると、黒髪の人がすぐに止めた。
「すまん。俺はこの2年A組の委員長を務めている氷鷹北斗だ。お前の世話をやけと、担任から命じられている」
「こいつ北斗だからホッケ〜って呼んでいいよ〜!あ、そっちにいるメガネの人は遊木真だから、ウッキ〜な〜!」
「もののついでに紹介されたあ!?」
明星サンは、あんずサンの後ろにいる人を指さす。
ウッキーと聞いて、サルを思い浮かべてしまった。…ファンに叩かれそうだ…。ぶるぶる。
「ま、まあいいか…」ウッキー…遊木サンはメガネをくいっと上げて、改めて自己紹介をする。
「ご紹介にあずかりました、僕は遊木真です。よ、よろしくね」たまに視線を逸らし、最後は頬を少し赤く染めて自己紹介終了。(可愛いな……サルとか言って本当にごめん)
「よろしくお願いします!」
『…お願いしま』
「う〜!女の子とどういう風に喋ればいいかわからない…!」
…地味に遮られた気がするが、まあ気にしない。
遊木サンは手で赤く染まった顔を隠した。んん可愛いかな。
9人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
そると(プロフ) - 楽しみに待ってます! (2020年4月29日 20時) (レス) id: 663d9c3cae (このIDを非表示/違反報告)
蒼月(プロフ) - そるとさん» そると様ありがとうございます(´˘`*)返信が遅くなってすみません……次いつ更新するか分かりませんが、頑張ります…! (2020年4月29日 19時) (レス) id: d845780461 (このIDを非表示/違反報告)
そると(プロフ) - とても面白かったです。!出来たら続きがでるのを楽しみに待ってます!無理はせずに更新頑張って下さい (2020年4月27日 20時) (レス) id: 663d9c3cae (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:蒼月 | 作成日時:2019年9月22日 20時